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試合結果 11/17 王子BASEMENT MON☆STAR『CONVICTION SPECIAL』

『CONVICTION SPECIAL』
観衆:102人(満員)

▼「王子闘会始」 15分1本勝負
○ガッツ石島
4分29秒 ラリアット→片エビ固め
●KURO-OBI

▼「TTT本隊vsゴキブリ商会」 30分1本勝負
○マスクドミステリー
10分50秒 反則(後藤恵介の乱入)
[ゴキブリ商会]●定アキラ

▼「BASARAvsTTT」 30分1本勝負
塚本拓海(BASARA)/●SAGAT(BASARA)
11分47秒 電光石火
[神橋]○神崎ユウキ/橋之介

▼「TTT認定インディー統一6人タッグ選手権試合」 60分1本勝負
【王者組/ラッキートリガーズ】○瀧澤晃頼/中野貴人(BASARA)/神野聖人(BASARA)
14分25秒 逆さ押さえ込み
【挑戦者組】高梨将弘(DDT)/ツトム・オースギ(フリー)/●バナナ千賀(フリー)
※第9代王者組が2度目の防衛に成功。

▼「TTT認定インディー統一無差別級選手権試合」 60分1本勝負
【王者】○藤田ミノル(フリー)
13分44秒 横入り式エビ固め
【挑戦者/ゴキブリ商会】●藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)
※第9代王者が4度目の防衛に成功。

第1試合


 試合前には両者しっかりと握手。
 ゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べを展開。ガッツが圧勝して離れ際にチョップ、ナックル、ヘッドバッドと連撃。さらにラリアットを発射も、かわしたKURO-OBIがスリーパーホールド。ガッツがコーナーに叩きつけて脱出。
 ガッツはコーナーに詰めてヘッドバッド&ナックル。さらにボディスラムから「秒殺すんぞコノヤロー!」と投げようとするが、KURO-OBIが片足タックルで倒して三角絞めへ。目まぐるしく攻守が入れ替わるグラウンドでの攻防が展開されていくが、ガッツが「あぁッ!クソッ!クソッ!」と呻くなど劣勢の様子。KURO-OBIが三角絞めで捕らえるもガッツはなんとかロープへ。
 KURO-OBIはソバットを土手っ腹に突き刺してロープへ振る。さらにフライング・クロスチョップを放つも、ガッツが「食らうかコノヤロー!」と自爆させて難を逃れる。

 ガッツが「ゴーストバスター行くぞ!」と担ぎ上げようとするが、KURO-OBIがクラッチを切って脇固め。ガッツがロープブレイクすると、KURO-OBIは「もーいっちょクロスチョップ!」と宣言しながらロープに振ってクロスチョップを発射も、ガッツが「食らうかボケッ!」とビッグブーツで撃ち落とす。

 ガッツは引き起こして延髄斬りを叩き込み、ロープに振って強烈なラリアット。これで3カウントが叩かれた。

第2試合


 互いに握手を交わしてからゴング。
 バックの取り合いからリストの取り合いとなり、ミステリーがテイクダウンしてヘッドロックへ。ミステリーがショルダータックルからボディスラム。
 ミステリーが頭頂部へのエルボースタンプを連打していき、顔面へのニードロップ。さらにコーナーに振って串刺しバックエルボーを発射も、かわした定が首投げから側頭部へのトラースキック。ミステリーが立ち上がろうとする度にエルボーで潰し、顔面へのニードロップでお返ししてからネックツイスト。
 ミステリーはボディへのエルボーを連打も、定は敢えて真っ向から受け続けた上でネックロック。ロープに押し込んで首へのエルボースタンプを連打してロープに飛ぶが、ミステリーがカウンターのドロップキック。ミステリーがコーナーに振って串刺しバックエルボー連打からお腹をポンポコ叩きながらのボディプレス。さらにコーナートップからのダイビング・ラリアットを放つが、定が地対空トラースキックで撃ち落とすという離れ業を見せる。
 定はバックエルボーからローリング・エルボー、後頭部への串刺しランニングニーからトラースキックと連撃。続けてブレーンバスターを狙うが、ミステリーが逆にブレーンバスター。定は「クソがッ!」と悔しそうに吼える。

 足を止めてのエルボー合戦となり、定の大振りの一撃をかわしたミステリーが組み付いてチョークスラムを狙う。定はこれをアームドラッグで切り返してバズソーキック、ランニングニー。定はロープに振って必殺のスパインバスターを狙うが、ミステリーが着地しロープに振ってパワースラム。

 ミステリーがツームストーン・パイルドライバーを狙うが、定がチンクラッシャーで切り返してショットガン・ドロップキック。さらに定が突っ込んでいくが、ミステリーがキャッチしてツームストーン・パイルドライバー。ミステリーがチョークスラムを狙ったところで定が下からすくい上げてスパインバスター。両者大の字となりダブルダウン。

 定がロープに振ってのスパインバスターを狙うが、ミステリーが逆に振り返してチョークスラム。

 ミステリーがカバーに入ると、欠場中のはずの後藤恵介が飛び込んできてレフェリーの足を引いてのカウント妨害。さらにミステリーをラリアットでなぎ倒し、制止しにきたレフェリーも突き飛ばしたために定の反則負けがコールされた。

後藤「戻ってきたぞ!TTT!」
定「あぁ、あぁ、皆さん、皆さん、皆さんはどう思ってるかわからないけど、ごっちゃん、メッチャ寂しかったよ~。いないんだもん。ベルト獲ってノリに乗るかなと思ったらいないんだもん。僕さみしいよ。メチャクチャ寂しかったよ。でも皆さん、ゴキブリ商会、頭がおかしい親分はいいとして、秀警察……アイツも負け役だ。オイ、後藤がいるんだよ。みんなちょっと忘れて無かったっすか?俺と後藤は元々タッグのチャンピオンだったんですよ。それくらいの実力を誇っているんですよ、俺とごっちゃんは。なので、ごっちゃんのコンディションがどんくらいなのか正直分かんないけど……ちょっと痩せたな。このTTT、後藤が戻ってきたゴキブリ紹介、さらにさらにさらにさらにレベルアップしてステップアップして、後楽園でとんでもないことをやろうと計画しております。なので皆さん、乞うご期待。ありあした~」
後藤「12月28日、復帰すっからな!絶対来いよ!」

 定&後藤が去っていった後、呆然としていたミステリーがマイクを取る。

ミステリー「反則勝ちですか……?このシングル楽しみにして、アイツもきっと楽しみにしてくれてると思ってて。熱い闘いが、俺は手応えとしてあって、それが……反則勝ち。俺はね、今日は騙されましたが、アイツら許せませんよ!28日、後楽園ホールで復帰だなんだと言ってましたがね、もしかしたら相手は俺かもしれない。ただ、違うかもしれない。俺はまだベルトに絡む道を諦めてないから。アイツらはベルト持ってないから。アイツらとやるのはその後に鳴るかもしれない。だから目を離さずに見ててくださいね」

第3試合


これまで何度か組んできた神崎&橋之介が【神橋(しんきょう)】として正式にタッグチームとして始動する初戦。
 塚本と橋之介の対面でゴングが鳴った瞬間に橋之介が突っ込んでビッグブーツ。塚本が倒れず応戦し、エルボー合戦に。橋之介のドロップキックをスカした塚本がビッグブーツを発射するが、橋之介も回避。ロックアップでの力比べとなり、塚本が相手コーナーまで押し込むと神崎がタッチを受ける。神崎はSAGATとの対面を要求。
 SAGATと神崎の対面。ロックアップからSAGATがヘッドロック、ショルダータックルで倒し「スーパー!スーパー!スーパーマン!」とボディプレスを発射も神崎が回避してサンセット・フリップ。SAGATが「恥かかせやがって!」と突っ込んでいくが、神崎がアームドラッグでいなしてドロップキック。神崎がフィッシャーマンズ・スープレックスを狙うが、SAGATが振り払ってハンマーパンチ連打。塚本にタッチ。
 塚本はコーナーで神崎の顔面を踏みつけ、ボディスラム。SAGATにタッチ。
 SAGATがボディスラム。塚本にタッチ。
 塚本がボディスラム。SAGATにタッチ。
 SAGATがボディスラムからチンロック。歪めた顔面を観衆に撮影させながら「応援してやれよ!」と挑発しつつ塚本にタッチ。
 塚本&SAGATがダブルのショルダータックル。さらに塚本がシュミット式バックブリーカーから腰へのエルボー連打。SAGATにタッチ。
 SAGATは腰へのショルダータックル。ふらふらと起き上がった神崎が逆水平チョップを放っていくが、受け切ったSAGATがナックルでぶっ飛ばす。コーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、神崎がブートで止めてミサイルキック。橋之介にタッチ。

 橋之介はSAGATに串刺しバックエルボーからコーナーに振ろうとするが、塚本がカット。2人で橋之介に攻撃を狙うが、塚本のタックルをSAGATに誤爆させ、塚本にはローリング・エルボー。SAGATに串刺しラリアット、塚本にショットガン・ドロップキック、SAGATにドロップキックと大立ち回り。橋之介は強烈なエルボーからロープに飛ぶが、SAGATがカウンターのフライング・ショルダーから塚本にタッチ。
 塚本は投げっぱなしヒップトスからコーナーに詰めていくが、橋之介はセカンドコーナーに飛び乗ってフランケンシュタイナー。神崎にタッチ。

 神崎はコンビネーションエルボーから塚本のビッグブーツをスライディングでかわして走り、フライング・フォアアーム。神崎はコーナーに上がってふわりと舞うダイビング・クロスボディ。橋之介が入ってきて2人でトレイン攻撃を狙うが、塚本は突っ込んできた橋之介をキャッチして力任せに神崎へぶつけ、橋之介にはビッグブーツ、神崎には投げっぱなしブレーンバスター。塚本がSAGATにタッチ。

 SAGATは「吹っ飛べ!」と投げっぱなしブロックバスターから串刺しボディスプラッシュ。さらに「今度こそ!せーの!スーパー!スーパー!スーパーマン!」とランニング・フロッグ・スプラッシュ。SAGATがアルゼンチン・バックブリーカーで担ぐも、神崎が着地してヒザへの低空ドロップキックからDDT。神崎のフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドに橋之介がトラースキックを合わせる合体攻撃を見舞い、神崎がコーナートップからフロッグ・スプラッシュを発射。SAGATはこれを回避して自爆させ、塚本へシュート。塚本がトラースキックで顔面をぶち抜き、SAGAT&塚本がサンドイッチ式ラリアット。

 SAGATがバックフリップで叩きつけるも橋之介がカット。SAGATが必殺のゴアを狙うが、神崎がブサイク・ニーでカウンター。SAGATはすぐに起きてロープに飛ぶが、神崎が攻撃をスカしたところで橋之介がエプロンからのジャンピング・ハイキック。SAGATがよろけたところに神崎が組み付いて電光石火で3カウントを奪った。

 塚本&SAGATが退場していく中、神崎がマイクを取る。

神崎「塚本さん!ちょっと待ってください。ちょっと僕に話をさせてください。(※塚本がエプロンに上がってくる)塚本さん、塚本さんと竹田さんが持つインディー統一タッグ王座に、俺と橋之介、神橋で挑戦させてください。もしかしたら今聞いてくれてるみんなも『早いよ』とか『勝てないでしょ』と思ってるかもしれないけど、俺は本気で獲りに行きたい!TTTをもっと広めたい。色んな人に知ってほしい。後楽園ホールっていう舞台があるんだったら、そこで俺と橋之介で貴方がたの強いタッグチームに勝って、この団体の未来を僕は見せていきたい!だから、僕らに挑戦させてください!」

 神崎&橋之介が深々と頭を下げる中、塚本がマイクを要求。

塚本「いーよ。すんごく気持ち伝わるねえ、キミ。神橋っていうのはタッグチームの名前なの?いい名前じゃない。俺らはクレイジーラバーズって言うんだけど、クレイジーラバーズの意味知ってる?」
神崎「狂い咲き……?」
塚本「あぁ、惜しいなあ。“変態カップル”なんだよ。俺ら究極に変態だからさ。後楽園ホール?なんだ?そこへ向かっていきたい?もっともっとお前らも変態カップルになってこい。ただ挑戦はしっかり受ける。橋之介、お前も熱いもんを持ってるよ。どんどんやってこう。挑戦受けるから。よろしく」

 神橋が去っていく塚本へ頭を下げて見送ると、橋之介がマイクを取る。

橋之介「前回大会、メイン負けて、そのあと(神崎が)言ってくれた。『一緒に頑張ろう』って。ザキさん……いや、ユウたん。ザキさんと2人ならどこまでも行けます。よろしくお願いします!(※売店横で聞いていたガッツが「石川会長に許可を取れ」とお小言)……すみません、忘れてました。会長、僕らでこの団体の未来見せるんで、許可をください(※石川会長が「後楽園で!」と即座にOKを出す)後楽園で!早く(対戦カードの)画像作ってね(笑)よっしゃあ!後楽園で俺ら神橋が絶対ベルト獲りますッ!」

第4試合


 闘龍門13期生のオースギ&千賀は9期生の高梨にペコペコしつつラッキートリガーズを挑発。王者組も「ラッキートリガーズ!」のポーズで対抗。

 瀧澤とオースギの対面でゴング。互いにリングを広く使いながらバックの取り合い、リストの取り合いを展開。クリーンブレイクブレイクから両者タッチ。
 中野と高梨の対面。中野が足払いからロープに飛び、攻撃を軽やかにかわしながらランニング・エルボー。神野にタッチ。
 神野は中野と2人でロープに振って中野のカニバサミ、神野のエルボードロップ、中野のスライディングキック、神野のボディプレスと連撃。瀧澤にタッチ。高梨の瀧澤を自軍コーナーに押し込んでオースギにタッチ。

 オースギは千賀&高梨とともに瀧澤をロープに振って肩を組みながらのトリプルビッグブーツ。オースギがスリーパーホールドから紙テープを使ってのキャメルクラッチ。千賀にタッチ。
 千賀はコーナーで瀧澤の顔面を踏みつけ、ロープに振ってドロップキック。瀧澤がエルボー連打も、千賀が倒れ込み際に足を振り上げて急所蹴り。高梨にタッチ。
 高梨はレフェリーの目を盗んで股間へのストンピング。顔面を踏みつけながらのマッスルポーズからヘアホイップ。さらに瀧澤の鼻をつまんでロープに飛ぶが、瀧澤がカウンターのクロスボディ。瀧澤が神野にタッチ。
 神野が3人を次々にショルダータックルでなぎ倒し、それぞれをボディスラムで投げていく。そんな中でハイになった3人が次々に投げられに行き、神野は連続でボディスラムを13回も繰り出す羽目になってクタクタに。神野は高梨をコーナーに振って逆水平チョップ。さらに投げようとするが、高梨が神野の鼻をつまんでチンクラッシャー。オースギにタッチ。
 オースギがコーナートップから飛んでいくが、神野がアイアンクローでキャッチしてそのままアイアンクロー・スラムを狙う。オースギが丸め込もうとするが、神野が倒れず耐えて踏みつけながらマックスポーズ。さらに強引にぶっこ抜いてブレーンバスターで叩きつける驚異のパワーを見せる。
 オースギが神野をロープに振るが、中野が手を伸ばしてブラインドタッチ。中野が不意をつくスワンダイブ式ミサイルキックをオースギに叩き込み、コーナーへと振っていく。

 オースギは中野の突撃をかわしてコブラツイスト。カットに来た神野には千賀がダイビング・クロスボディを見舞って変形コブラツイスト。さらに高梨が「俺も!」と瀧澤へコブラツイストを狙うが、瀧澤が高梨をそっと抱きしめたことで場内は困惑。カットに来た千賀、オースギも抱き寄せて愛を独り占め。試合の流れが止まる中、神野が「モジャモジャ!コラッ!」と瀧澤を引っ剥がしてショルダータックルで3人まとめて吹き飛ばす。

 神野がオースギをボディスラムで叩きつけ、中野との愛人居丈高。さらに中野がカサドーラ・フェイスクラッシャーを見舞い、両者タッチ。

 瀧澤のドロップキックをスカした千賀が瀧澤を場外に落としてプランチャを狙うが、瀧澤がサードロープでスネを打ち付けて撃退。瀧澤がブロンコバスターから串刺し低空ドロップキックを見舞い、ブルーサンダーを狙うが、千賀が足払いをかけて転ばせ、ロープに飛んで顔面への低空ドロップキック。

これは神野がカットも、高梨が神野に延髄斬り。中野が高梨にバッククラッカー、オースギが中野にダイビング・バックエルボー、瀧澤がオースギにバイシクル・キック、千賀が瀧澤にダイビング・クロスボディを発射。瀧澤がこれをかわしたところに神野がエプロンからのラリアットを見舞う。

 王者組は「行くぞ!ラッキートリガーズ!」とポーズを決め、神野のフラップジャック+瀧澤のRKO+中野のフェイスクラッシャーに合体攻撃。瀧澤が千賀にチルト3を狙うが、千賀が十字架固めで切り返し、瀧澤がキックアウトした瞬間にオースギがランニングニー。

 挑戦者組は3人でのぐるぐるパンチからトリプル低空ドロップキック。千賀が前転式延髄斬りからコーナーに上って行くが、瀧澤が引きずり落としてバックの取り合い。そこへ高梨がトラースキックを発射するも、これが千賀に誤爆。すかさず瀧澤が逆さ押さえ込みで捕らえて3カウントを奪った。

 高梨が先に退場していく中、オースギ&千賀がリングに残る。高梨が帰ったことをしっかり確認した千賀がマイクを取る。

千賀「……帰った?帰ったぞオイ!アイツ!高梨アイツ使えねーなあ!闘龍門の先輩だからって気ィ遣ってよ、勝たせてくれると思ったから組んだのによ!一番使えねーじゃねーか!ガッツも高梨も使えねーなあ!OK、分かった。土下座でもなんでもしますんで、もう1回タイトルマッチを。ハイ。タイトルマッチを。ハイお願いしますハイお願いしま~す。タイトルマッチ、また誰かと……」

 わちゃわちゃして収集がつかなくなる中で石川会長がマイクを取る。


石川会長「あのね、もう飽きちゃったから。後楽園大会には出してあげるから。ただ、ビッグベアー軍と闘ってくれる?」
千賀「それ罰ゲームじゃん!」
石川会長「ダイスケと組んで」
千賀「それも罰ゲームじゃん!足手まといでしかねーよ!」
石川会長「決定です。12月28日後楽園ホール大会、ビッグベアー軍vsSOS&ダイスケね」
千賀「足手まといと組んで足手まといと闘うのかよ!」
石川会長「ダイスケさんもそれでいいよね?」
ダイスケ「え、え、僕はいいですけど……足手まといとか言われて。おい、お前ら!」
千賀「高梨、ガッツ、ダイスケは足手まといだろ!」
(※オースギ&千賀が捨て台詞とともに去っていく)
ダイスケ「……えっ、どういうこと?色々よく分かってないんですけど、僕は良いんですよ?僕は良いんですけど、ビッグベアー軍と?どういう展開ですかこれ。すごく困ってます」

中野「困りますよね!えっと、あの、SOSは当然、我々も後楽園で防衛戦出来るってことでいいんですよね?!よっしゃあ!みんなで後楽園を盛り上げましょね。僕他団体ですけど頑張ります。後楽園、みんなで盛り上げますんで、是非後楽園にお越しください。では、メインお願いします」

 中野の神収拾マイクでセミファイナルは幕を閉じた。

第5試合


 右手に母指関節脱臼骨折(ベネット骨折)の怪我を負いながらも防衛を続ける藤田が4度目の防衛戦で迎え撃ったのは藤原秀旺。藤田は今年6月に秀旺からこの王座を奪取しており、それ以来の再戦となる。

 試合前にはしっかり握手を交わしてからゴング。
 ゴングが鳴るなり秀旺がリングを降りて客席を徘徊。リングに戻ってロックアップで力比べを展開し、秀旺が押し込んでクリーンブレイク。
 一旦離れてから手4つ、リストロックの応酬から秀旺がグラウンドに引き込んでレッグロック。クラッチを解こうと伸ばしてきた藤田の右手を固めようとすると藤田が慌ててロープへ。
 再び手4つから藤田がヘッドロックからショルダータックル。秀旺も倒れずロープへ飛んでショルダータックルを見舞い、真っ向からのぶつかり合いに。秀旺がサミングで怯ませるも、藤田が急所蹴りからショルダータックルで倒してお返し。秀旺が場外に逃れると藤田も追っていく。

 そんな中、定アキラが藤田を羽交い締めに。しかし、秀旺は「手ェ出すな。黙っとけ」と定を引っ叩いてクリーンファイトの姿勢を見せる。
 秀旺は藤田をリングに上げてナックル&逆水平チョップを連打。藤田はギプスを遣ったサミング。ここで後藤が秀旺にイスを差し入れてアシストしようとするが、秀旺は「いいって!勝手なことすんなテメーら!クビにすんぞ!」と怒鳴りながらイスを蹴落とす。

 秀旺が藤田をラリアットでなぎ倒し、ショルダークロー。さらにコブラクラッチのようにギプスを首に巻き付けた上でギプス上への空手チョップ。秀旺は右手へのチキンウィング・アームロック、右腕を重点的に絞るバタフライロック。

 秀旺は藤田が立ち上がろうとする度にサミングで潰していき、逆水平チョップ連打。さらにボディスラムからフィストドロップ。コーナーに振って串刺しラリアットを狙うが、藤田がカウンターのボディエルボーからフライング・ショルダー。

 藤田がDDTからコーナーに振って串刺しバックエルボー。SAYONARAを狙うが秀旺が暴れて脱出。藤田はラリアットを巻き取ってバックスライドも、跳ね起きた秀旺がスピンキックからブレーンバスター。秀旺が串刺しラリアットを狙うが、バックエルボーで止めた藤田が河津落とし。さらにフロッグ・スプラッシュを発射も、秀旺が剣山で迎撃。
 
 秀旺がバックドロップからコーナーに上がり、奥の手中の奥の手であるムーンサルト・プレス。それでも藤田はカウント2で返す。ならばと秀旺が100%メロ~ンジュースを狙うが、藤田がスクールボーイで切り返し、チンクラッシャーからサムソンクラッチ。ロープを掴もうとするも距離が遠く、秀旺がキックアウトに成功。
 秀旺がラリアットを放っていくが、藤田がかわしてロープに足をかけながらのスクールボーイで3カウントを奪った。

 勝ったのは藤田のはずだが、マイクを取ったのはやっぱり秀旺。

秀旺「どーも、改めまして藤原秀旺でございます。藤田ミノル選手、藤田ミノル選手、貴方がゴキブリ商会に入りたいっていうオーラがビンビンに伝わってきます」
定「いらっしゃいませ~♡」
藤田「えっ」
秀旺「なので、今日ここにいるお客さんが証人です。藤田ミノル、本日をもちましてゴキブリ商会に加入ということで。皆さん、決定でどうですか?決定!」

 ここで秀旺を無視してガッツがリングに上がり、藤田と対峙。

ガッツ「藤田さん、12月28日、後楽園ホールで俺の挑戦受けてください!」
藤田「いや、あの……いいんですけど、次、新木場とかあるんでしょ?」
ガッツ「いや、20周年なんでいっそのこと後楽園でお願いします」
藤田「分かりました。後楽園で待ってます」
秀旺「後楽園はいいよ。後楽園はいいんだけど、次、新木場1stRING。せっかく今日ここにいる藤田ミノル選手がゴキブリ商会に加入したということで。(※文句を言うガッツへ)黙ってくれる?どうですか?12月7日、土曜日。せっかくなんで(※文句を言う藤田へ)静かにして?せっかくなんで、僕と藤田ミノル組のタッグを新木場で見せたいなと思いますけども。ガッツ石島選手、貴方、誰か我々と闘うパートナーを連れてきてください。よかったら。どうですか?いるの?」
ガッツ「確認取ってないけど、多分大丈夫だと思うから、阿部史典を連れてくるよ。俺と阿部ちゃんが組んで、藤田ミノル、藤原秀旺、やってやるよ。(ゴキブリ商会に)入ったんでしょ?入ったっつってたもんね?」

 「えっ?えっ?」と事態が飲み込めていない藤田をゴキブリ商会の面々が「Tシャツとパートナーのサイズどうでします?」などと歓待しながら売店へと引っ張り込んでいく。

ガッツ「会長、12月28日、後楽園ホール。自分が挑戦しても大丈夫でしょうか?(※石川会長がOKを出す)ありがとうございます!行かせてもらいます!なんかこの試合に関係ないのにリングに1人いますけど、さみしいんで出てくれた皆さん上がれる人は上がってください。ということで、非常に締めにくい空気ではありますが、次期挑戦者の私が示させていただきます。12月28日に後楽園ホール大会がありますが、その前に12月7日、私がデビューしてから20年間、必ず12月の第1土曜日はガッツワールド時代から私が必ず大会を新木場で主催してますので、それが20年目ということで。後楽園もありますが、12月7日の新木場にも是非お越しください!カードは、藤田ミノル&藤原秀旺vsガッツ石島&阿部史典ということなので、その他にもいいカードを揃えていきますので皆さん応援の方よろしくお願いします。まさにね、11月も中旬ということで、まさに『みんなで行こうぜ後楽園!』ということなので皆で締めたいと思います。ご起立ください!行くぞーッ!みんなで行こうぜ!後楽園~!ありがとうございました!」

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