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試合結果 1/2 王子BASEMENT MON☆STAR『ATTACK 1』

『ATTACK 1』
観衆:74名

▼「TTTの2021年は後藤vs後藤で始まる!」(30分1本勝負)
○後藤恵介(フリー)
7分18秒 ラリアット→片エビ固め
●後藤哲也(紫焔)

▼「最高でビッシバッシな試合」(30分1本勝負)
○黒田哲広(フリー)
10分28秒 サムソンクラッチ
●瀧澤晃頼(フリー)

▼「マッスルリア充vs渡鳥連合」(30分1本勝負)
竹田光珠(666)&●木下亨平(ダブプロレス)
11分38秒 ロマンチックを突き抜けろ!→エビ固め
[渡鳥連合]○藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)&木村太輔(アライヴアンドメジャーズ)

▼「インディージュニア闘争」(60分1本勝負)
○阿部史典(BASARA)
13分8秒 お卍固め
●政岡純(紫焔)

▼「新春スペシャルタッグマッチ」(60分1本勝負)
[SOS]ツトム・オースギ(フリー)&○バナナ千賀(フリー)
15分34秒 体固め
[真GUTS軍]佐山駿介&●マスクドミステリー

第1試合


 ターザン後藤の後継者的存在であるガッツ石島のTTT、2021年最初の試合は後藤恵介vs後藤哲也の“後藤vs後藤”対決。
 ゴングが鳴るとロックアップで組み合い、体格に勝る恵介が押し込む。負けじと哲也が押し込み返してクリーンに離れるも、哲也がエルボー弾。恵介はエルボーで打ち返してから得意の逆水平チョップを連打し、哲也が倒れるとさらにボディスラムで叩きつけてからその後のエルボー合戦でも圧勝し、ロープに振ってのバックエルボーでなぎ倒す。
 恵介は哲也の逆水平チョップ、エルボーも物ともせずボディスラムからのセントーンで押しつぶし、逆エビ固めでギブアップを迫る。哲也がブレイクするとブレーンバスターを狙うが、着地した哲也がロープに飛んでランニングエルボー。

 哲也は串刺しバックエルボーから恵介の巨体をブレーンバスターで投げきり、ミサイルキックで追撃。さらにボディスラムを狙うが、恵介が耐えて担ぎ上げエアプレーンスピンからのバックフリップ。さらにラリアットでの決着を狙うが、哲也がバックを取ってスクールボーイ。さらにバックスライドで押さえ込み、これをキックアウトされるとスモールパッケージの体勢も、耐えた恵介がぶっこ抜いてブレーンバスター。恵介はロープに飛び、ふらふらと起き上がった哲也に強烈なラリアットを叩き込み、これでカウント3。

 試合後、恵介は大の字になった哲也に手を差し伸べて引き起こすと笑顔で握手。さらに哲也の手を掲げ上げて健闘をたたえた。

第2試合


 TTTの第2試合の番人としてFMWレジェンド対決を行ってきた黒田だが、この日は若手の瀧澤に胸を貸すシングルマッチ。
 両者しっかりと握手を交わしてからゴングが鳴ると、ロックアップで押し込み合い両者クリーンにブレイク。再び向き合って手4つから黒田がカニバサミで倒してからバックマウントを取り、レッグロックに捕らえながらのチンロック、ニークラッシャーと哲っちゃん足殺しへの布石を打つ。瀧澤はエルボー連打で反撃していくが、黒田もチョップで応戦し、瀧澤が倒れるとすかさず足を引っ張りながらコーナーに連れ込み、コロナ禍で進化した伝統芸能であるサイレント哲っちゃん足殺し。さらにリング中央に戻してから足4の字固めで捕らえ、瀧澤がロープブレイクするとロープに瀧澤の足を引っ掛けながらのニーロック。レフリーにこれを咎められるとリング中央に引き戻しながらヒザ十字に捕らえるなど徹底した足攻めを展開する。

 瀧澤は黒田のチョップ連打に耐えながらエルボーで反撃し、黒田がロープに飛ぶとカウンターのドロップキックを顔面にヒットさせる。さらに串刺しの二段蹴りからロープに飛んで二段蹴りを放っていき、これを黒田が回避するとココナツクラッシュからコンビネーションチンクラッシャー、続けてRKOの体勢も、黒田がかわしてコーナーにプッシュ。黒田が串刺しラリアットを狙うと瀧澤は回避してスクールボーイで転がしてからのシャイニング・ウィザードを叩き込み、雪崩式フランケンシュタイナーを狙うが、黒田は「そこ危ないですよ」と真下の観衆に声をかける余裕を見せてから哲っちゃんカッターで切り返す。

 黒田はレフトハンドラリアットから冬木スペシャル。瀧澤がギブアップしないと見るや解放してラリアットを狙うが、瀧澤がカウンターの逆水平チョップ。思わず怯んだ黒田に対して瀧澤はロープチャージするも、黒田がカウンターのラリアット。瀧澤はなおもバックを取りに行く根性を見せるも、黒田がサムソンクラッチで丸め込んでカウント3。

 試合後、黒田は退場していく瀧澤を呼び止めると握手を求め、瀧澤もその手をしっかりと握り返した。
 

第3試合


 ILNP王座を持つ光珠と、9日の新宿二丁目プロレスで同王座への挑戦が決まっている木下がタッグで参戦。対するは渡鳥連合の主力である秀旺&木村。
 光珠と木村でゴングが鳴ると、手4つから組み合っていき、リストの取り合いを展開するが、光珠がショルダーアームブリーカーで先制。怯んだ木村の足を刈ってグラウンドに持ち込むと木村もレッグロックで取り返し、両者ロープまでもつれこみブレイク。両者タッチ。木下は光珠との決戦を意識してか、必要以上に強い力で光珠の背中をバチンと叩いてリングに飛び込んでいく。
 秀旺と木下の対面となるも、秀旺はすぐにリングから降りてどこかへ去ろうとし、木下が慌てて呼び止める。精神的な揺さぶりに成功した秀旺は腕の取り合いからグラウンドに持ち込まれても見事な倒立でこれを抜け出し、ロックアップを狙って組み付いてくる木下を圧倒的な体格差を生かして突き飛ばして付き合わず。秀旺から仕掛けていくと、木下は股くぐりでこれをかわし、背後から馬跳びで飛び越えてからのドロップキックと身軽さを生かした反撃を見舞って光珠にタッチ。
 光珠は秀旺にエルボーを連打していくも、秀旺がダウンしたように見せかけ、下から光珠の股間へアッパーを叩き込む。悶絶する光珠を尻目に木村へタッチ。
 木村は光珠をコーナーに押し込んで下腹部を何度も踏みつけ、ヘッドロックでじっくりと絞り上げるが、頭を抜いてハンマーロックに捕らえた光珠が肩へのニードロップを落とし、チキンウイングアームロックに捕らえながら自軍コーナーに持ち帰り木下にタッチ。
 木下は腕取りフライング・メイヤーから肩へのニードロップ。さらにフロントネックロックに捕らえながら自軍コーナーに持ち帰ると、先程のお返しか今度は光珠が必要以上に強い力で木下の背中をバチンと叩き試合権利を得る。
 ガットショットやミドルキックの連打で木村を怯ませた光珠は木下を呼び込み、2人で木村をロープに振ってダブルのバックエルボー。そして少し2人で見つめ合った後に腕を組み、息を合わせてからダブルのエルボードロップ。さらに光珠がフットスタンプで追撃し、フェイスロックでギリギリと絞り上げる。木村がギブアップしないと見るや、光珠は木村をコーナーに振って串刺しジャンピングエルボー。2発目を狙っていくが、これをかわした木村が払腰で叩きつけ、秀旺にタッチ。

 秀旺は光珠、木下を次々とショルダータックルで吹き飛ばし、2人を無理やり引き起こしながら連続ボディスラム。さらに光珠を旋回式サイドバスターで叩きつけ、バックドロップを狙うも背面着地した光珠がソバット、ミドルキックからのDDTのコンビネーションで反撃。木下にタッチ。

 木下は秀旺にスイングDDTから延髄斬りを叩き込み、得意のフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。これを木村にカットされるとコーナーに振って突っ込んでいくが、秀旺がビッグブートでカウンターし、フライングニールキック。そこへ木村がコーナートップからダイビング・ボディプレスを投下し、秀旺がバックドロップからのロマンチックを突き抜けろ!(足抱え式バックドロップの体勢から旋回して背後へボム系の形で落とす)で3カウント。

ガッツ石島あいさつ


 休憩前の恒例となっているガッツインターナショナルのお肉券プレゼントコーナーには、先月末の試合中に左鎖骨を骨折してこの日欠場となっていたガッツ石島が登場し、挨拶を行った。

ガッツ「皆さん、年末の試合で左の鎖骨を折ってしまいまして、多分来週に入院・手術になると思いますんで、今日は欠場してしまって皆さん大変申し訳ございませんでした。復帰しましたらまた頑張っていきますので、今後応援の程宜しくお願いします!」

第4試合


 ゴングが鳴るとバックの取り合いからすぐに腕の取り合い、アームドラッグの応酬へと発展するスピーディな展開となり、一旦ブレイク。
 手4つから組み合っていき、ヘッドロックに捕らえた阿部を政岡がコーナーに振ると阿部がヒザへの低空ドロップキックを発射するが、これを読んでいた政岡はジャンプしてかわし、そのまま阿部の腹部にフットスタンプをお見舞い。虚を突かれた阿部は悶絶するも、政岡は「痛いかぁ~?」と挑発的に阿部の頭をちょんちょんと蹴りつけていき、阿部は「やられたらやり返すぅ!倍返しだぁ~!」とスネへのグーパンチで地味かつ効率的な反撃。政岡は阿部の両てのひらへのフットスタンプでお仕置きする。


 両者正面からエルボーで打ち合っていき、政岡が打ち勝って阿部が倒れ込む。政岡は再び顔面を挑発的に蹴りつけていき、両者ロープに飛びながら顔面へのビッグブート合戦へ。しかし阿部が虚を突いて低空ドロップキックでヒザを撃ち抜くと、阿部がスピニング・レッグロックからトゥーホールド。政岡がロープブレイクすると阿部は倒れたままの政岡を容赦なく蹴りつけていき、アンクルホールドへ。政岡がロープブレイクすると阿部は再びスネへのグーパンチを叩き込み、さらにスネへのヘッドバッドを見舞うも、スネが思いのほか硬かったのか阿部が額にダメージを負う。
 阿部は首投げからサッカーボールキックを叩き込み、連続エビ固め。これをすべてキックアウトされるとコーナーに振って突っ込んでいくが、政岡がブートで止めてミサイルキック。ロープに飛ぶ阿部へ追走式のランニングバックエルボーを見舞って倒すと、スワンダイブ式かつ振り子式のセントーンで追撃。

 政岡はなおも阿部の頭を挑発的に蹴りつけていくが、阿部はその蹴り足を取ってドラゴンスクリュー。さらにコーナーに振って回転浄土宗を叩き込むと、ビクトル式ヒザ十字から政岡の動きに合わせてアンクルホールドへと移行。これをブレイクされると阿部はPKを発射するも、政岡はこれをキャッチして足を刈り倒すとフットスタンプ。
 両者起き上がって打撃合戦となり、阿部がビンタからソバット、さらに伊良部パンチを狙うが政岡がボディブローでカウンター。さらにフェイントを入れながら阿部のガードをかいくぐってヒザにトラースキックを入れ、ハーフダウンとなった阿部の顔面へトラースキックを発射も、阿部がこれをキャッチしてアンクルホールドへ。政岡がプッシュアップすると、阿部はその浮いた胴体をクラッチして投げっぱなしジャーマン。さらに突っ込んでいくが政岡がカウンターのトラースキックをヒットさせる。
 両者膝立ちになりながらゴツリと音の響くヘッドバッドを打ち合っていき、阿部が政岡の頭頂部へグーパンチ。政岡も左右のエルボー連打からボディブローを放つも、阿部が身体を“く”の字にしてギリギリで回避。面食らった政岡の頭頂部をてのひらで思い切りひっぱたく。
 阿部はロープに飛ぶが、政岡がレフリーを引っ掴んで盾にすると、急停止。政岡はレフリーを突き飛ばし、その目の届かぬ中で阿部の股間を蹴り上げる。悶絶する阿部へスクールボーイ。阿部がキックアウトすると顔面にトラースキックを見舞って再びフォール、またもキックアウトされると今度はビンタを叩き込んでから再びフォールと貪欲なスタイルで阿部のスタミナを奪っていき、Ambitionsの体勢に入るが、阿部がロープに向けてプッシュし、跳ね返ってきた政岡をフランケンシュタイナーで放り捨てる。さらに回転浄土宗から振りかぶっての伊良部パンチを見舞い、お怨霊クラッチもカウントは2。ならばと阿部は腕も固める変形お卍固めで絞り上げ、政岡からギブアップを奪った。
 試合後、阿部は政岡に歩み寄ると握手を求め、政岡がその手を握り返すと、互いに深々と座礼し合ってから退場していった。
 

第5試合


 ガッツの欠場により、ツトムが緊急参戦することになり結果的に“SOSvs真GUTS軍”の対戦に。
 千賀は「ガッツの代わりだから」とツトムにガッツとしての立ち居振る舞いを求め、「ここにガッツのイボがある」と側頭部を指でぷにぷにと突いていき、ツトムはしかめっ面で鬼将軍ポーズでコーナーに控える。
 千賀と佐山でゴングが鳴ると、バックの取り合いから腕の取り合いとなり、千賀がヘッドロックからグラウンドに引き込むと佐山も総合仕込みのグラウンドテクニックで応戦し、両者目まぐるしく上下の入れ替わる首の取り合いを展開。そのままロープまでもつれ込み、両者タッチへ。

 ツトムは鬼将軍ポーズのままリングインしてミステリーと対峙。ツトムは「ガッツってなにすればいいの?」と千賀に問いかけ、千賀が「控室で聞けよ!」と返すなどの会話が展開されて困惑するミステリーに対し、ツトムは「俺がガッツだぁ~!」と叫んで鬼将軍ポーズのままロープに飛び、ガッツのようにラリアットを放つが体格差もあり何度放ってもミステリーはビクともせず。ミステリーは逆にツトムをラリアットでなぎ倒すと佐山を呼び込み、2人でツトムをロープに振る。ツトムはこれまたガッツのようにダブルラリアットでなぎ倒すことを試みるが、逆にダブルのバックエルボーで倒されてしまい、「もうガッツ無理だ!ガッツ無理!」と嘆く中、佐山が「なにがガッツじゃコラ!」とストンピングの雨あられを振らせていく。
 ミステリーが自軍コーナーに持ち帰り串刺しショルダータックルを連打してから佐山にタッチ。佐山はネックロックからのニーリフト、さらにエルボーを連打してくが、ツトムは至近距離にもかかわらずその場飛びのドロップキックで佐山の顔面を打ち抜き、千賀にタッチ。

 猪突猛進にエルボーを連打していく佐山に対し、千賀は顔面かきむしりやローブローで対応し、ツトムとともにダブルのドロップキック。さらに千賀はレフリーの注意をミステリーに引きつけながらツトムとタッチを回しながらコーナーで佐山を痛めつけていく。そしてツトムが佐山をロープに振ろうとすると佐山が振り返してレッグラリアートを叩き込み、ミステリーにタッチ。
 ミステリーはツトムをクロスチョップでなぎ倒し、串刺しバックエルボーからサイドスープレックス。さらにエルボー合戦に打ち勝ってトップロープ越しのアトミコを浴びせ、バックドロップの体勢もツトムが背面着地。コーナーに駆け上ったツトムがダイビングバックエルボーを叩き込むと両者タッチへ。
 佐山は千賀のトラースキックを先読みして回避すると、懐へ飛び込んで掌底連打からのソバット。さらに右ストレートを叩き込んでからバックドロップ。千賀が起き上がるとランニングエルボーでなぎ倒してからPKを見舞い、ブレーンバスターの体勢も、千賀が首をロックしながら背面着地しネックブリーカーの体勢へ。そこへツトムがスワンダイブ式ダイビングラリアットを合わせる合体攻撃を炸裂させる。ミステリーがカットの素振りを見せると、千賀がツトムをホイップする形でツトムのドロップキックがミステリーにヒットし、場外へ逃れた2人に対してSOSがそれぞれに場外プランチャ。

 千賀は佐山をリングに放り込むと、カニバサミで足をロックしながら上体を起こし、そこへツトムがランニングニーを叩き込む合体攻撃。さらに2人で走り込みながらのダブルブレーンバスターを決め、千賀が前転からの延髄斬りを発射も佐山はこれを回避してダッシュミドル。ミステリーにタッチ。

 ミステリーは千賀をラリアットで叩き伏せてチョークスラムの体勢も、千賀が背面着地してスクールボーイ。これをキックアウトしたミステリーは再び千賀に喉輪を仕掛け、ここにコーナートップから飛び込んできたツトムも空中で喉輪でキャッチ。2人まとめてダブルチョークスラムで叩きつけると、暗闇脳天落とし。そこへ佐山がバズソーキックで追撃し、カットに来たツトムをエプロン上で食い止める。

 そしてミステリーが滅多に見せない裏投げを解禁し、チョークスラムで決めにかかるも、ミステリーが持ち上げた瞬間にツトムが佐山を振り切って千賀の背中へスワンダイブ式のダイビングクロスチョップ。これにより千賀が体固めでミステリーを押しつぶす形となり、そのまま3カウント。SOSの妙技が光る結末となった。

エンディング


 SOSが引き上げていくと、ガッツがリングに上ってマイクを取る。

ガッツ「素晴らしいメインイベントだったよ。とりあえずね、1月16日の試合に出れないんで、今持ってるCCWのベルトは返上します。そして、今空いている1月16日のメインで新王者決定戦をします。……佐山、お前行けるよな?」
佐山「ガッツさん、怪我してずーっとこの対戦カードがどうなるのか気になってましたけど、ガッツさんに代わるに相応しい対戦相手はいるんですか?誰ですかそれは!」
ガッツ「対戦相手は、ちょっと俺が頼み込んで『これだ!』っていう選手がいるから、用意した。今からその選手を呼びたいと思います。16日にCCW王座決定戦に出てくれる選手の方、出てきてください!」

 ここで会場に藤原秀旺が登場すると、観衆は思わず驚きと喜びの声を漏らし大喝采。

秀旺「オイ怪我しやがって小汚い面がオイ。そもそも、何だこれ?CCW、このベルトは俺のベルトなんだよ。だろ?拍手しろオラ!なんだお前オイ。潰すぞ?こんな奴。やってやるよ。ガッツ、お前小汚いんだよ。怪我してよ。詫びろお前今からオラ!」
ガッツ「……えー、言い返したい気持ちは今いっぱいあるんですけど、この状況ですし、過去にお前にも3カウント取られたことあるから、お前は新王者決定戦に出る資格は十分あると思うから」
秀旺「資格とか関係ないんだよ。やるんだよ。俺のベルトだこれは。今日持ってってもいいか?潰すぞ団体ごと!」
(※秀旺が退場していく)

佐山「ということで、16日、藤原秀旺とシングルマッチが決まったんで、そろそろこの団体のベルト……ん?この団体のベルトですか、これは?」
ガッツ「一応、アライヴアンドメジャーズのね?(笑)」
佐山「あっ、そうっすか……。とりあえず、このTTTが団体として預かってるベルトはこれ1つなんで、このベルト獲って、今年2021年は佐山駿介がTTTを引っ張っていくんで、皆さん16日、期待しててください!今日はありがとうございました!」

 佐山が一度は大会を締めたかと思われたが、ガッツが慌ててストップを掛ける。

ガッツ「ちょっとまってください。まだ1つ有りまして。今日は1月2日ということで、僕の唯一無二の親友の誕生日です。ちょっと呼んできてもらっていいですか?」

 この日が誕生日である千賀が登場すると、木下がサプライズのケーキを持ってリング上へ。

ガッツ「お誕生日ということで、おいくつになられたんですか?」
千賀「えーと、17です」
ガッツ「嘘こけや!(笑)」
千賀「37です(笑)」
ガッツ「実はですね、明日私の誕生日なんです。さらにですね、1月4日が誕生日のやつがいるんですよ。出てこいこの野郎っ!(笑)」
(※阿部史典がリング上へ)
ガッツ「10日も入れる?!ツトム・オースギ選手も1月10日が誕生日らしいんで!」
(※ツトムもリング上へ)
ガッツ「ということで、1月誕生日を集めてみまして(笑)じゃあここでちょっと僕が歌いますんで(笑)」

(※ガッツが『ハッピーバースデートゥーユー』を歌い、自身を含めた4名を祝福。4人でケーキのろうそくを吹き消す)
ガッツ「16日、TTTの1周年もありますんで、今年2年目のTTTも頑張っていきますので!僕も手術頑張ってリングに帰ってきたいと思います!皆さん今年もTTTプロレスリング、よろしくお願いします!ありがとうございました!」

<試合後コメント>

藤原秀旺
「ハッキリ言って、ああいう小汚い面の奴が怪我して、2021年を俺の時代、渡鳥連合の時代にするために、ガッツからどうのこうのじゃなくて元々、CCWカナディアンヘビー級のベルトはね、これ、俺のモンだから。うん。まあ、相手がちょっと厳しいよね。佐山じゃ。どういう勝ち方をするのかっていうのがテーマになってくると思うからね。それを見に来ればいいし、バラード歌手としてやっていくんでね。CDシングル、8cmCDを出していきたいんで、こっちの方が忙しいと思います。よろしく。帰っていい?帰るよ」

佐山駿介
――ガッツ選手の欠場によって藤原秀旺選手との王座決定戦となりました
「ホントはガッツさんとやって、この団体の先輩超えを果たしたかったなという気持ちはあるんですけど、去年の藤原秀旺はガッツさんに2回勝ってるんで。ガッツさんも言っていたように、王座決定戦に出るに相応しい選手だと思うんで、しっかりベルトを取りに行きたいです」

――秀旺選手は正攻法な闘いはしない方だと思いますが、対策のほどは
「今まで自分も何回か対戦させてもらってますけど、毎回毎回汚い手を使ってくるんで。自分もそれは分かっているので、それは16日のお楽しみにしておいていただきたいですね」

――仮に王座を戴冠した場合、どのような王者を目指しますか
「このベルトってすごく古いベルトだと思うんですけど、このベルトを若い選手でどんどん切磋琢磨して争って、若い力で団体を盛り上げていければと思うんで、ベルトを獲ったら若い選手とどんどん防衛戦をやっていきたいと思います!」

<大会総括>

ガッツ石島
「あけましておめでとうございます。TTTプロレスリングのガッツ石島です。とりあえず、去年の年末、最後の戦い納めで左の鎖骨を骨折してしまって。骨の方もガッツリ折れて離れてしまっていてどうしても手術をしなければならない状況ですので、しばらく休みます。手術が終わってからどれくらいで復帰できるのかが分かると思うんですけど、そこはね、一昨年に右腕の骨を折ったときにはもう手術終わって1ヶ月で復帰したから。多分、そこはプロレスラーなんで一般の人とは違うと思うんで、そこは早くに復帰できると思いますので、体力を蓄えて復帰したいと思います!」

――本日の大会を振り返っていかがですか
「いつもは新木場でやっているんですけど、通常のTTTの興行を初めてやりまして。そこで今日ね、比較的インディーの若い選手に出てもらったんですけど、新年の始まりを飾るにふさわしく若い選手が頑張ってくれて、非常に良い大会になったと思います。メインで僕の代わりに出てくれたツトム・オースギ選手、SOSがね、ミステリー&佐山という所属選手とガッチリやって素晴らしい試合になったと思います。TTT的にはね、高い壁なんでね、まだ勝てないですけど、彼らにとってはいい経験になったと思います」

――1周年記念大会では、空位となったCCW王座を佐山選手と秀旺選手が争うことになりました
「1月16日はCCWのタイトルマッチを佐山とやるつもりでいたんですけど、自分が出られなくなってしまったので、僕が返上して新王者決定戦という形にしました。もう俺の代わりはこの男しか居ないと思ってね。どうしても頭下げたくない男だったけど、頭下げて出てきてもらうことになったんで、16日のメインは佐山vs秀旺のCCWカナディアンヘビー級王座決定戦で行きたいと思います。もしかしたら、16日の前に入院して手術するかも知れないんで、ギリギリ退院して16日は会場に行くつもりなので!」

――2021年の抱負をお願いします
「今年はTTTも2年目ということで、『ATTACK』というシリーズ名で行きますんで。今年は攻めたいと思いますんで。いつも言ってるように、インディーの若い選手。最終的にはTTTもに入団してほしいと思ってるんで、そういう上を狙っていきたい人は是非TTTに入っていただいて、僕らと一緒にインディー統一に向けてプロレス界の中で頑張っていきたいと思いますので、TTTに入りたい選手がいたら是非僕に声をかけてください!TTTはあなたのことを待っています!ありがとうございました!」

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