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2.162026
試合結果 2/14 新木場1stRING『RISING 1』
『RISING 1』
観衆:182人
▼「新木場闘会始」 15分1本勝負
●ダイスケ
10分41秒 リバース・ダブルアームバー
○新納刃(MAKAI)
▼「新生ゴキブリ商会vsTTT本隊」 30分1本勝負
[新生ゴキブリ商会]●藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)/吉田綾斗(2AW)/瀧澤晃頼
22分5秒 反則
マスクドミステリー/ツトム・オースギ(フリー)/○定アキラ(AlmaLibre)
▼「TTT認定インディー統一タッグ王座次期挑戦者決定戦」 60分1本勝負
[神橋]○神崎ユウキ/橋之介
19分31秒 電光石火
[愛人タッグ]中野貴人(BASARA)/●神野聖人(BASARA)
▼「TTT認定インディー統一6人タッグ選手権試合」 60分1本勝負
【王者組】●佐野直(フリー)/ATM(?)/阿部史典(格闘探偵団)
14分48秒 レフェリーストップ(佐野の負傷)
【挑戦者組/黒帯軍団】バナナ千賀(フリー)/塚本拓海(BASARA)/○KURO-OBI
※第16代王者組が初防衛に失敗。千賀&塚本&KURO-OBIが新王者となる。
▼「TTT認定インディー統一無差別級選手権試合」 60分1本勝負
【王者】○ガッツ石島
16分42秒 炎のスピアー→片エビ固め
【挑戦者】●大家健(ガン☆プロ)
※第14代王者が3度目の防衛に失敗。大家が新王者となる。
大会開始前



ゲリラ開催されることが多いゴキブリ商会の握手会だが、今回はしっかりと「18:45頃開始」のアナウンスが行われる。「これのために来た」と語る剛の者を含む大勢のファンが詰めかけてしまったため、時間を前倒しして開催。
秀旺がアイドルのように終始笑顔で対応する中、握手券のモギリ&剥がし役の瀧澤と綾斗がラブラブ夫婦漫才を展開。ひたすらにボケ倒す瀧澤に綾斗がブチ切れながらツッコミを入れるという、ゴキブリたちの平和な日常が紡がれる。


そんな中、秀旺の厄介オタクである大家がそわそわしながら列に並び始める。秀旺は大家との握手を頑なに拒否したため、ブチ切れた大家が秀旺をリングに呼び込んでゴングを要求。
急遽試合が始まると大家が手4つを求めていくが、秀旺は無視してさっさとリングを降りる。大家が嘆く中、瀧澤がそっと寄り添って大家と握手。大家はこの日のメインイベントでインディー統一無差別級王座戴冠を果たして無視されない存在感を得ることを誓った。
第1試合







いつも全試合のセコンドに付いて紙テープの回収等を行っていた一般人・瀧田大介さんがダイスケとしてプロレスラーとして復帰してしまったため、今大会からTTTでは紙テープの投げ入れが禁止に。
ダイスケは2017年12月2日に引退試合を行って以来、“プロレスラー”として初の新木場帰還を果たした。
ダイスケと刃は試合前にしっかりと握手。
ゴングが鳴ると、両者しばらくリングを回った後にロックアップで組み合ってからリストの取り合いに。テクニシャン2人が繰り出す多彩なリストロックの応酬にファンからは感嘆の声が漏れる。
クリーンブレイクで一旦離れると、今度はじっくりとしたグラウンドの攻防が展開。刃がマウントを取って上から打撃を狙うと、ダイスケも下から引き込んでの三角絞めを狙っていく。ダイスケが体勢を入れ替えようとした隙を逃さず、刃が脇固め。ダイスケは悲鳴を上げつつ速やかにロープブレイク。
刃はダイスケの武器である左腕のエルボーを封じるべく腕への一点集中攻撃を展開。刃はすぐにロープから引き剥がしてリストロック。さらにアームバー、ショルダーアームブリーカーと畳み掛けるが、ダイスケも敢えて痛む左腕でのエルボー弾で反撃。コーナーに追い込んで串刺しランニングエルボーを狙うが、これをビッグブーツで止めた刃が腕へのカーフ・ブランディングから再び脇固め。しっかりと体を反らして絞り上げるが、ダイスケは必死にロープに足をかける。
刃は左腕へのエルボーを連打。愚直なまでに左エルボーで突っ張っていくダイスケだったが、刃はリストロックで捕らえながらヒジを蹴り上げ、コーナーを駆け上がってのスイング式アームロックDDTを狙うが、ダイスケが着地。素早くセカンドコーナーに飛び乗ってミサイルキックを見舞い、反撃の狼煙を上げる。
ダイスケは「刃ェーッ!」と叫びながら串刺しジャンピング・エルボーを叩き込み、ブレーンバスター。さらにスライディングDを放つが、これを読んでいた刃が下から引き込んで回転エビ固め。これを返したダイスケが左のエルボーを連打してロープに飛ぶが、下からすくい上げた刃がショルダーバスター。
刃はランヒェイの体勢も、ダイスケが振り払って左右のエルボーを連打。これをキャッチした刃がショルダーアームブリーカー。ダイスケが怯まずランニングエルボーを狙うも刃がガード。しかし、ダイスケもその場で回転して右腕でのローリング・ラリアットを叩き込む。
ダイスケはコーナートップに駆け上がり、フロッグ・スプラッシュ。これをカウント2で返されると、ダイスケは再びスライディングDを発射。これをキャッチして十字架固めに捕らえた刃が素早くリバース・ダブルアームバーで絞り上げると、ダイスケもたまらずギブアップ。

試合後、刃が歩み寄って人差し指を立てると、ダイスケも人差し指を立てて応えてから握手。互いに再戦を誓い合った。
第2試合



















旅館の浴衣のような服装の秀旺が愛車であるバイ秀クルに乗ってフリーダムな入場を見せる中、ボケ倒す瀧澤とキレ散らかす綾斗がイチャイチャ。3人で宇宙との交信ポーズを取って結束を深めていた正規軍の面々はゴキブリたちの入場で一気に存在感を喰われてしまう。
浴衣姿のまま秀旺と定の対面でゴング。両者まるでUWFルールの試合のように小刻みなステップを刻みながら掌底やローキックで牽制し合う。緊迫した攻防の中、瀧澤が「がんばれー!がんばれー!ほら、チームだから。『がんばれ』ってゆーのが大事。一緒にやろ?(綾斗も)ゆって?」とひたすらにダル絡みし、綾斗が「うるっさいわ!やかましいんじゃコラ!」とキレ散らかしてイチャイチャ。
集中力を乱された定が思わず「静かにして?!」とツッコミを入れると、瀧澤が紙テープを客席に向けて投げ入れる奇行で応える。気が散って仕方ない定の隙を突いて秀旺がアンクルロックに捕らえると、定は慌ててロープブレイク。思わぬダメージを負った定はエプロンへとエスケープ。
再び秀旺と定がUWFライクな攻防を展開する中、定が巻き投げから腕を離さず腕十字。秀旺も即座に足首を取りに行くと、定はオモプラッタのフェイントからエビ固め、秀旺も余裕を持ってブレイクし、両者タッチ。
瀧澤とミステリーの対面。ロックアップで組み合うと、ミステリーがパワーで圧倒。クリーンブレイクしながら宇宙との交信。再び組み合ってリストロックの応酬となり、グラウンドでのヘッドロックの攻防に。ミステリーがガッチリ捕らえて絞り上げていく中、瀧澤がボディへのエルボーで怯ませてボディスラムを狙う。これをしっかり耐えたミステリーが逆にボディスラムで叩きつけ、オースギにタッチ。
オースギは瀧澤の攻撃をひらりひらりとかわしながらロープに飛ぶが、瀧澤がカニバサミでロープに倒す。すかさず秀旺がダブルアックスハンドルで追撃し、全員入り乱れての場外戦へと発展。6人が自由に暴れまわる中、秀旺がバイ秀クルで相手3人を次々と轢殺。ふっ飛ばされた定が綾斗の売店に頭から突っ込んでいき、綾斗のポートレートが舞い飛ぶ。綾斗はキレ散らかしながらポートレートで定をぶん殴っていく。
闘いの場がリングに戻ると、ようやく綾斗の出番に。綾斗はオースギをロープに振ってビッグブーツ。さらに連続体固めでスタミナを削っていくが、おもむろに瀧澤がリングに入ってきて「頑張りすぎてない?だいじょぶ?みんなでがんばろ?」と確認。綾斗は「うるっさい!なんやねんそれ!」とブチギレながら追い返し、オースギの顔面を踏みつけてわざわざ観衆から大ブーイングを浴びに行った後に秀旺にタッチ。
秀旺はレフェリーの気をそらしつつストールでオースギの首を絞め上げ、さらにコブラクローで追撃。瀧澤にタッチ。
瀧澤は足でオースギの腕を固めながらの逆片エビ固め。これは定&ミステリーがカット。すると秀旺&綾斗が相手2人を蹴散らし、オースギへダブルブレーンバスターを狙う。しかし、2人が持ち上げたところに瀧澤がジャンプして合わせようとし、結果的にせっかく持ち上げたオースギをわざわざ下ろしてしまう形に。ブチ切れっぱなしの綾斗が瀧澤の頭をひっぱたいってお仕置きすると、瀧澤は「いや、良い連携が出来たなって」と感想を述べる。
瀧澤がロープに飛んでいくが、オースギがカウンターのドロップキックを見舞って生還。ミステリーにタッチ。
ミステリーはランニング・クロスチョップで敵3人を次々となぎ倒し、瀧澤に串刺しバックエルボーからサイド・スープレックス、セントーン・アトミコと得意技で連撃。さらにチョークスラムを狙うが、瀧澤がフランケンシュタイナーで切り返してドロップキックで追撃。綾斗にタッチ。
綾斗はミステリーに河津掛けからブレーンバスターを狙うが、ミステリーが逆にブレーンバスター。さらにミステリーが串刺しラリアットを狙うが、綾斗がトニー(綾斗ニー)で切り返してランネク(ランニング・ネックブリーカー・ドロップ)。
ミステリーはエルボースマッシュ、綾斗はビッグブーツで打ち合っていき、綾斗がサミングからバズソーキックを発射。これを回避したミステリーがパワースラムで叩きつけ、両者タッチ。
再び秀旺と定の対面。秀旺が強烈なチョップを連打していくが、定は一発食らうたびに一歩前に出て「来いよ」と挑発。定はエルボーパッドを放り捨てて強烈なエルボーバッドを打ち込んでいき、秀旺にヒザを付かせる。両者足を止めてチョップとエルボーの打ち合いを魅せていき、定がふっ飛ばされた反動を使ってショットガン・ドロップキック。さらに必殺のスパインバスターを狙ってロープに振るが、秀旺がフライング・ラリアットで反撃。さらにスリーパーホールドからLEONAに捧げるドラゴン・スリーパー。これはミステリー&オースギがカットも、秀旺&綾斗が蹴散らして再び3人での合体攻撃を狙う。
しかし、瀧澤がブレーンバスター、秀旺がアンクルロックを狙ったため、どちらの技も決まらないという全く息の合わない状態に。綾斗が「なにしてんねん?!息合わせろ!なにしてんねん?!」とブチ切れつつ瀧澤にビッグブーツを見舞うと、偶然にも瀧澤が定にクロスボディを見舞う形となり、合体攻撃(?)が成功。
秀旺は定にチャンス of LOVE(※フライング・ニールキック)を叩き込み、十字を切ってロマンチックを突き抜けろ!(※変形バックドロップ)を狙うが、着地した定がロープへプッシュ。間髪入れずにロープへの串刺しランニングニー、正面からのランニングニーと連撃。さらに変形開脚式ツームストンパイルドライバーで突き刺すもカウントは2。
ならばと定はロープに振ってスパインバスターを狙うが、着地した秀旺がレフェリーの眼の前でサミングから急所蹴り。さらに堂々とスパナを持ち出し、止めに来たレフェリーを蹴飛ばしてから定の脳天にスパナ攻撃。慌てて救出に来たミステリー&オースギにもスパナ攻撃を見舞っていくと、レフェリーが秀旺の反則負けをコール。秀旺の乱心により、試合は唐突な終りを迎えた。
第3試合














【神橋】橋之介&神崎ユウキは、TTT初の後楽園ホール大会である2024年12月に【クレイジーラバーズ】竹田誠志&塚本拓海を撃破してインディー統一タッグ王座を戴冠。インディー界の新たなタッグ屋スターが誕生したかと思われたが、2025年3月に【愛人タッグ】中野貴人&神野聖人に敗れて王座陥落。
愛人タッグは同年7月の王座陥落以降も組み続けているが、対する神橋は王座陥落以降にタッグを組む回数が激減。そんな中、今回は第11代王者の神橋と、第12代王者の愛人タッグが次期タッグ王座挑戦者決定戦で激突することに。
試合前には4人それぞれ握手を交わしてからゴング。
まずは神崎と神野の対面でスタート。ロックアップでの力比べは神野が圧勝し、クリーンブレイクとともにマッスルポーズを取って余裕をアピール。今度は手4つで組み合うが、こちらも神野が圧倒。神崎がリストロックで切り返すが、神野が筋肉で制圧しヘッドロックから腰投げ。神崎はヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。両者タッチ。
橋之介と中野の対面。中野が足払いからロープに飛ぶが、橋之介がリープフロッグでかわして低空ドロップキックで体勢を崩してからのドロップキック。さらにロープ際にセットしてセントーン・アトミコからチンロックで捕らえていくが、中野がロープに足をかけてブレイク。橋之介が神崎にタッチ。
神崎は橋之介とともに中野をロープに振り、ダブルのヒップトスから神崎のボディプレス+橋之介のその場飛びムーンサルト・プレス。神崎がエルボーバッド連打でコーナーに押し込んで顔面を蹴りつけていき、ロープに振ってからのスリーパーホールド。振り払おうとする中野へコブラツイストで絡みついていくが、中野もなんとかロープを掴む。
神崎がロープに飛ぶが、ここで神野が飛び込んできて中野とシンクロ。中野のドロップキック+神野のショルダータックルの同時攻撃で窮地を脱し、神野がタッチを受ける。
神野は強烈な逆水平チョップを連打して神崎を圧倒。神崎もエルボー猛連打で突っ張っていくが、神野の返す刀での逆水平チョップ1発で倒れてしまう。
代わる中野は神野との高速連携で神崎に集中砲火を浴びせ、神野のボディプレスから中野が後頭部へのエルボースタンプを連打。神崎も力なくエルボーで反撃していくが、中野が自軍コーナーに押し込んで神野にタッチ。
神野は自軍コーナーでのチョップで追撃。神崎も必死にボディスラムを狙うが、神野がボディプレスで押しつぶす形で脱出。神野はその丸太のように太い両腕で神崎の首をねじるかのようなチンロックを見舞うが、これは橋之介が慌ててカット。これで鼓舞された神崎が意地のボディスラムで反撃し、橋之介にタッチ。
橋之介が飛び出していくと愛人タッグが2人でロープに振っていくが、橋之介はダブル攻撃をかわして神野へラリアット、中野へドロップキック、神野へヒップトスからの側転低空ドロップキックと連撃して2人を場外へと叩き出す。さらにノータッチ・トペ・コンヒーロで飛び込んで大ダメージを与えるが、橋之介も足を痛めたようでしばらくリングに上がれず。
なんとか持ち直した橋之介は神野をリングに上げてクロスフェイス。神野は残る片腕でのアイアンクローで強引に技を外すという驚異のパワーを見せ、そのままアイアンクロー・スラムを狙う。これを着地した橋之介がスクールボーイから入るクロスフェイスで再び捕らえる。しかし、神野は首と腕を絞められながらも片腕で橋之介を持ち上げ、サイドウォークスラムで叩きつけるというヘラクレスぶりを見せつける。神野はボディプレスからラリアットを狙うが、橋之介がカウンターのドロップキック。両者タッチ。
神崎と中野が激しいエルボー合戦を展開し、ロープに飛んだ神崎へ中野がカウンターのドロップキック。お返しにロープに振ろうとする神崎を中野がクリストで捕らえて絞り上げていく。リング中央でガッチリ決まるも、神崎はなんとかロープへ。中野がソバットや掌底の連打からバックを取っていくが、これを取り返した神崎がロープへプッシュ。エプロンで待ち受けていた橋之介がジャンピング・ハイキックを見舞い、神崎が619、橋之介がライオンサルト、神崎がフィッシャーマン・バスターと連撃。さらに神崎がフロッグ・スプラッシュを発射するが、中野が回避して自爆させ神野にタッチ。
神野は神崎のチョップ連打を仁王立ちで受け切った上で逆水平チョップで反撃。さらにフライング・ショルダーからアングルスラムで叩きつけ、串刺しラリアット。さらに中野が飛び込んできて串刺しバックエルボーで追撃し、2人で愛人居丈高。神野がカバーに入るが、橋之介が顔面への低空ドロップキックで排除。
さらに、前回神崎から勝利したベルトを奪った技でもある愛人の技(※神野のパワーボム+中野のスワンダイブ式ヒップドロップ)を狙うが、橋之介が場外から中野を妨害し、神崎も神野にフランケンシュタイナーを見舞って脱出。リングに飛び込んできた橋之介がランニングニーを発射も、神野がキャッチ。しかし、これで両腕がふさがってガラ空きとなった神野の顔面へ神崎がブサイク・ニーを叩き込んで逆転。
神橋はダブルのブレーンバスターを狙うが、神野が振り払って2人を相手取って逆水平チョップの猛連打。さらに神崎にショートレンジ・ラリアットを叩き込んでからラリアットを狙ってロープに飛ぶが、橋之介が飛び込んできてブサイク・ニー。
倒れず耐えた神野が橋之介にラリアットを放つが、橋之介がこれを回避。勢い余ってたたらを踏んだ神野の隙を見逃さず、神崎が組み付いて電光石火で丸め込んで3カウントを奪った。




試合後には、神橋と愛人タッグがそれぞれ握手を交わして健闘を称え合う。そんな中で花道に秀旺&瀧澤&綾斗が登場。
神崎「よっしゃ!挑戦者になったぞーッ!チャンピオン、タッグチャンピオン!変な緑のマスクのゴキブリ野郎!なんか気に入って楽しそうだけど……」
綾斗「やかましいわコラ!出てくんな若手コラ!」
瀧澤「早いよ早いよ」
神崎「うるさいうるさい!貴方と藤田ミノルが持ってるインディー統一タッグ王座、俺ら神橋が獲って、そのマスクも取ってやるから覚悟しとけ!」
綾斗「そんな別に……それはええねん。取りたきゃ取れよ」
神崎「会長!来月、3月14日でいいですよね?!」
石川会長「いいけど……貴方、お名前は?」
綾斗「またかお前。またなんか言うなお前。コイツ腹立つ!ジジイ腹立つねん!」
瀧澤「指さすなって!!」
石川会長「3月14日って、1人でやるの?」
綾斗「だから藤……」
瀧澤「ガンバレーッ!!!!」
綾斗「(※藤田ミノルが)いるゆーとるやん。お前話全然聞いてなかったんか?!」
石川会長「藤田さんいないでしょう?」
綾斗「だから!藤田さん帰って来るから!」
石川会長「貴方は誰なの?」
綾斗「吉田綾斗やッッ!!」
石川会長「じゃあ、藤田選手と……この人」
綾斗「この人て!お前コラ!」
石川会長「3月14日、タッグ選手権……決定します」
綾斗「そらそうや!溜めんなや!!」
神崎「OK!俺ら神橋と!藤田ミノルと!この人!絶対倒してやるから3月も見に来てください!」
綾斗「覚えとけコラ、ジジイ。指さすな!」
石川会長「えっと……この人」
綾斗「この人言うなお前!お前が今決定ゆーたやろボケッ!」
橋之介「早く帰れよォ?!」
綾斗「やかましいわ!お前覚えとけよジジイ!」
第4試合















いつも通りカー……ATMが入場時にプレゼントを観客席へと投げ込んでいくパフォーマンスが実施。
試合前には、この王座戦はノータッチルールで行われることが発表される。
ATMとKURO-OBIの対面でゴングが鳴るが、ATMがおもむろにエプロンに出て「A!T!M!」と人文字を作ってアピール。
そしてATM「レフェリー。KURO-OBI、寝技が得意らしいな。どんなもんか、受けてやるよ」と自信満々に四つん這いになる。KURO-OBIがバックを取ろうとするとATMが高速ハイハイで逃げていくというドッグファイトが展開されるが、あっさりKURO-OBIがバックマウントを取ってそのまま腕十字へ。ATMの腕が伸び切ると「ウワーーッ!!折れた!折れた折れた!」と悲鳴。右腕がポッキリ折れてしまった様子。
しかし、ATMは「A!T!M!」と人文字を作ってから“お金”と書かれた封筒で右腕を撫でると、十字で折れた腕が瞬時に完治。窮地を脱する神秘を見せて、アンチを黙らす賛美の声を湧き起こす。
KURO-OBIが塚本にタッチし、ATMと塚本の因縁の対決に。
ATMが「来いよコラ」と強気に挑発するも、塚本のショルダータックルで木の葉のように吹き飛んでしまう。ATMは「お前の、攻撃は……キツい!今日バレンタインだから。お前1個も無いらしいな。お金あげる」と、現金入りの封筒を差し出す。
塚本は「いらない!お前、こないだも言ったけど、お金よりプロレスなんだよ!」と固辞。ATMが「全員に聞いてみろ」と促し、塚本が「お金よりプロレスですよねぇ?!」と問うと観衆は拍手で支持。
ATMが「よーく考えて?日々の生活を豊かにするには、プロレスよりお金!もう時間も押してるから、これで終わろう」と再び封筒を差し出すが、塚本は断固として受け取らない。ATMが「よーく考えよー♪お金は大事だよー♪ウーウ♪ウーウ♪ウウウー♪」と歌いながらまたも封筒を差し出すが、塚本は頑として受け取らない。
すると、ATMはレフェリーに向き直り、「今日も厳正なレフェリングをお願いします」とハグしながらポケットに現金入りの封筒をねじ込んでいく。
ついにキレた塚本がATMをコーナーに叩きつけて滅多打ちにしていくが、資本主義の犬と化したレフェリーがATMを身を挺して守り始める。これで脱出したATMがコーナーで串刺しヒップバッドを連打していくが、レフェリーは明らかに視認しながらも見て見ぬふり。
「イッツ・マネーパワー!」と勝ち誇るATMだったが、塚本がロープに振ってバックエルボー。カバーに入るが、レフェリーはマットに肩が付いているかどうか慎重に確認しながらゆ~~っくりカウント。塚本が「おせーよ!!」とレフェリーに抗議する中、ATMがロープに振ってヒップアタック。ATMがカバーに入ると、レフェリーは超高速カウントを叩き始め、塚本は大慌てでキックアウト。
6人全員で入り乱れての場外戦となり、観客席になだれ込みながら大暴れ。黒帯軍団は王者組3人を黒帯で場外に結びつけてのカウントアウト勝ちを狙う。
インディー統一6人タッグ王座にはリングアウト決着での王座移動は発生しない規定があるが、誰も把握していなかったのか、リング上で挑戦者たちが勝ち誇り、王者組は必死でリングへの復帰を目指していく。
体中に黒帯が巻き付いた状態で阿部がなんとかリングに戻ると、黒帯軍団は太鼓の乱れ打ちで排除。
試合権利を持っているATMへ千賀が体固め。佐野がカットのためにエルボードロップを放つが、かわされてATMに誤爆。
再び千賀が体固め。阿部がカットのためにニードロップを放つが、かわされてATMに誤爆。
再び千賀が体固め。佐野がカットのためにばってんエルボーを放つが、かわされてATMに誤爆。
再び千賀が体固め。阿部がカットのためにエルボードロップを放つが、かわされてATMに誤爆。
千賀がATMに腕十字。ATMはまたも「折れた!折れたァ~~!」と叫んで右腕の骨折をアピール。しかし、「A!T!M!」と人文字を作ると骨折が完治。治った右腕で千賀に地獄突きを見舞ってから阿部にタッチ。
阿部は千賀にドラゴンスクリュー、塚本にもドラゴンスクリュー、KURO-OBIにもドラゴンスクリュー。3人まとめてドラゴンスクリュー。
阿部は千賀に回転浄土宗。2発目を狙うが、千賀も見様見真似の回転浄土宗で迎撃しようとするが、社交ダンスのような芸術的な形になり、結局衝突して2人で大の字に。レフェリーがダブルカウントを叩き始めると2人は慌てて肩を上げる。
千賀&塚本が阿部&ATMをハンマースローでぶつけて倒し、それぞれアキレス腱固めに固めながらエストレージャの形に。その中央でKURO-OBIが佐野をDDTで突き刺し、令和最新型の現代アートが完成。
千賀&塚本が阿部を黒帯で拘束しつつ、塚本のクロスチョップ+千賀&KURO-OBIのフライング・クロスチョップの合体攻撃。さらに千賀が前転式の延髄切りを発射も、阿部が回避して自爆させ、ATMにタッチ。
ATMは千賀、塚本、KURO-OBIにそれぞれヒップアタック。
そしてATMは「行くぞ行くぞ!トリプル!ブレイド行こうぜ~!」と3人同時のスリングブレイドを提案。佐野は「やったことないよぉ?!」と困惑しつつもこれに応じ、阿部は恐らく1度も使ったことがないであろうスリングブレイドをちゃっかりと誰よりもキレイに決めていく。
その後、ATMが満を持してATMスプラッシュをKURO-OBIに投下するも、千賀&塚本がカット。
阿部は「ATM!ここは2人で行こう!」とKURO-OBIを羽交い締めに。ATMがヒップアタックを発射も、阿部に誤爆。
続けて佐野もKURO-OBIを羽交い締めにし、ATMがヒップアタックを発射。しっかりKURO-OBIに当てたはずなのに、なぜか佐野は慌てた様子で自身を指さし続ける。
そんな佐野の隙を見逃さず、黒帯が腕十字固め。ATMがカットのためにボディプレスを放つが、これが佐野の腕ごとKURO-OBIを押しつぶす形に。
佐野も「折れたァ!折れたァ!」と右腕の骨折をアピール。レフェリーが試合を止めようとする中、ATMはこれを止めずにATMポーズを取ることを提案。阿部も「ATM(ポーズを)やったら治るから!ATM(ポーズを)やったら治るから!」と必死に説得。
3人で「A!T!M!」とポーズを取ろうとするが、マネーパワーが無い佐野の腕が治るわけもなく激痛にのたうち回る。そんな様子を見たレフェリーが試合を止め、レフェリーストップ裁定で試合は終わった。


千賀「俺たちのりマッチを受けてくれたありがとうございました。ただ、もうアンタたちはいいよ……やりたくねーよ……なんなんだよ……もう、もう、来ないでください……お願いします……」
ATM「おいおい、3月、もう1回ここ(新木場大会)、あるよな?」
千賀「もういいよ!」
塚本「勘弁してくださぁい!」
ATM「会場の皆さん、先にお詫びがございます。3月14日、ATM、忙しくて来れません」
千賀「ヤッターーーッ!!」
ATM「その代わり、連合軍を連れてくる。連合軍だよ。お前ら相当トレーニングしてこないと一発で獲られるぞ。ZERO1の火祭りに出ている、ブレイザー丹内。ヘビー級だぞ」
阿部「ブレイザー丹内!ブレイザータンナイだぞお前ら!ブレイザータンナイ!!」
ATM「TAKAみちのく、JTOに所属している、新」
阿部「アラタだぞアラタ!アラタ!」
塚本「(※阿部へ)ホントは知らんだろお前」
ATM「もう1人は……“X”だ!全日本プロレスを影で支配している“X”だ!」
阿部「誰?ロジャー?ロジャー?」
ATM「3・14、楽しみにしておいてくれ」
佐野「(Xの)ヒント!もっとヒントを!」
ATM「ATMとメチャクチャ仲良くしてるレスラーだ。全日本プロレスから連れて来るXはな、日本のプロレスラーで納税金額第1位!創業20年間、真っ黒字!年商90億!この団体の社長さんに言っとけ。あっという間にX選手にこの団体、倒れてしまうぞ!」
千賀「Xは誰か分からないけど!来月も俺らチャンピオンとして防衛戦するぞ~!」
余談として、ATMとは一切関係ない話だが、全日本プロレスのメインスポンサーを務める株式会社カーベルの年商は90億円。そしてカーベルの伊藤一正社長は“カーベル伊藤”としてプロレスラー活動も行っており、講演会などでは「全日本プロレス所属」を名乗っている。
そして、ブレイザー丹内&新はプロレスラーでもあり、株式会社カーベルの社員でもある。Xが一体誰ベル伊藤なのかは全く分からないが、巨大資本のカーベル軍団vsインディペンデントのTTTという構図の抗争はこれからも続いていくことになりそうだ。
第5試合

















ガッツはターザン後藤さんの後継者的存在。そして大家は大仁田厚への強いリスペクト持ち、大仁田からもその魂を認められている存在。この試合は後藤さんと大仁田のスピリットがぶつかり合う試合という見方も出来る。
両者は20年来の付き合いだが、意外にもシングルの対戦は少なく戦績は1勝1敗。今回が6年ぶりのシングル戦であり、互いに団体の長としてプライドをかけての闘いとなった。
ゴングが鳴ると、ロックアップで組み合って力比べ。これは体格で勝るガッツが押していきクリーンブレイク。大家も2度目のロックアップでは意地で押し込んでヘッドロック。さらにショルダータックルでぶつかっていくがガッツは倒れない。
両者足を止めてのチョップ合戦から互いに肩をぶつけ合うかのようなヘッドバッド合戦を展開。これもガッツが競り勝つが、大家はふっ飛ばされた反動を使ったランニング・エルボーでガッツをなぎ倒す。
大家がガムシャラなストンピング連打からチンロック。ガッツがブレイクすると、互いにナックル&チョップで殴り合う。大家がナックル連打でコーナーに押し込んでカミカゼを狙っていくが、130kgはあろうかというガッツを上げることは出来ない。この隙を見逃さずにガッツが放ったニーリフトが大家のみぞおちにクリティカルヒット。
ガッツは、悶絶して転がりまわる大家を無理やり引き起こしてロープに振り、バックエルボーで倒して「立てコラ!」と鬼神咆哮。大家もよろよろとナックルを放っていくが、ガッツが鬼神ナックル連打で制圧し、軽々とボディスラム。
ガッツはスリーパーホールドで捕らえていくが、大家は無理やり脱出してロープに飛ぶ。しかし、ガッツも即座に追走して再びみぞおちに突き刺すニーリフト。呼吸もままならなくなった大家をスリーパーホールドでさらに絞め上げ、ガッツがロープに飛んでラリアットを発射。なんとかガードしてカミカゼを狙う大家だったが、ガッツはガッツリと体重を乗せたジャイアント・アームブリーカー3連撃から、滅多に見せない腕十字固めを繰り出して大家の左腕を徹底破壊。大家はなんとかロープに足をかける。
ガッツは左腕への鬼神ナックル連打から串刺しラリアットを狙うが、大家がビッグブーツで止めてミサイルキックで追撃。大家のミサイルキックもまた珍しく見る技であり、ガッツも意表を突かれた様子。
絶好の攻撃チャンスだが、大家が選んだのはガッツが立ち上がるのを待ってからのショルダータックルでの真っ向勝負。互いに一歩も退かないぶつかり合いから、ラリアットの正面衝突へと発展。幾度もの撃ち合いを優位に進めたのはガッツだったが、大家はカウンターのラリアットをクリーンヒットさせて逆転の狼煙を上げる。
大家はガッツを引き起こし、3度目の正直でカミカゼに成功。さらにコーナーに上ってダイビング・ショルダーを叩き込んで再びカミカゼを狙うが、ガッツがぶっこ抜いてバックドロップ。
ガッツはコーナーへの串刺しラリアットからブルドッギング・ヘッドロック。続けてWARスペシャルで捕らえていくが、大家は頑としてギブアップを拒否。ガッツは技を解いて体固めもカウントは2。
ガッツはゴーストバスターを狙うが、大家が着地。ガッツのショートレンジ・ラリアットをガードしてDDOで突き刺す。しかし、大家も追撃に行く余裕は残っておらずダブルダウン。
両者ほぼ同時にふらふらと起き上がるが、先に動いたのは大家。
大家がロープに飛んでラリアットを放つが、ガッツは倒れず仁王立ち。ならばと大家はエルボー連打からロープに飛んで延髄ラリアットから炎のスピアー。大家は足を踏み鳴らしながらガッツが起きるのを待ち炎のスピアーを発射も、ガッツがカウンターのフライング・ニールキック。
ガッツはゴーストバスターで突き刺し、カバーには行かず続けてもう1発ゴーストバスター。これを2で返されたガッツは必殺のフェイスバスターを狙うが、大家は腰を落として必死に耐える。
ガッツは大家を振り払ってチョップを連打。大家もエルボーバッド連打からローリング・エルボーを放つが、倒れず耐えたガッツが延髄切り。ガッツはロープに飛んでラリアットを放つが、これを避けてロープに飛んだ大家が炎のスピアー。会心の一撃を決めた大家がそのまま全力で押さえ込んでカウント3を奪取。大家が執念の王座戴冠を果たした。


大家はガッツの側に寄り、マイクを持って語りかける。
大家「ガッツ……ずっと、やってもう、四半世紀以上経つ。俺はお前を大切な仲間だと思ってる。今日、ガッツ、お前に勝ったからといって驕ることなく、俺は25周年記念、今年25周年で、それを前面に押し出してやっていくことを決めました。その第1戦目で、ガッツ、お前と試合ができて、タイトルマッチができて、なんとか勝つことができたけども!本ッ当に……発表して最初の相手で、お前、ガッツが良かったと思う。ありがとうッ!」
ガッツは大家とガッチリ握手&抱擁を交わし、先にリングを降りる。
大家「去年から何回も俺、ベルトに挑戦してるけど、なんでか?今年25周年だからです!25年やって、勲章になるようなものは無かったです。ただね、今……」

ここで定アキラがリングに上がり、大家からマイクを奪い取る。
定「暑苦しいわ。大家さん、所属が本来行くべきかもしんないけど、なぁ?紆余曲折あってゴキブリなんちゃらとか色々やってたけど、今になってこのTTTってのは俺の第二の家みたいなもんなんだよ。俺だって我慢できねえし、大家さん、アンタが絶対に断れねえ理由を言ってやろうか?オイ、今日、息子、保育園の発表会でいろんな他の子どもに『ウチのパパはつえー』ってみんなに言って回ったんだよ。でも、俺今なんもねぇんだよ、ベルト。世間ではプロレスがどういう扱いされてるか知らねーけど、俺はこの愛してるプロレスで、愛してる子どもたちに夢を見さして、愛してるプロレスで飯食わしてーんだよ。そのために、同じパパレスラーのアンタのそのベルトに挑戦させろよ。どっちがつえーパパレスラーか決めようじゃねーかよ」
大家「……おぉい、俺がさぁ、この25周年のために言おうと思ってたこと全部言うんじゃねーよお前なぁ?!俺はさぁ!情けねーレスラーだってなぁ!ずっと言われ続けてきたよ!でもさぁ!今定アキラが言ったように、俺にもなんと子どもが3人います!オイ、『大家健、だらしねーな』とか『大家健、ふざけてんな』とか『大家健、威勢いいだけだな』とか!ホントに言われたくねーんだよッ!3人の子どもを背負って!愛してる奥さんを守って!家族全員を守っていきたい!俺はそういうチャンピオンになりたいと思ってる!だからオイ定アキラ、オイ!お父さん対決だ?俺だってぜってー負けるわけねーだろ!なあ?!オイ!いつでもやってやるよ!受けてやるよッ!受けてやるよッ!受けてやるよッ!オイ!なぁ?!いつやんだ?!いつやんだ?!いつやるんですかァ?!」
石川会長「次の3月14日、新木場大会で対決してください」
大家「オイ、ちょうどいいな。ホワイトデー。娘からチョコレートもらったか?なあ?俺もなあ、出かける寸前に1つもらったよ。メッッッチャ嬉しかったッ!!だからァァァ!息子もいるけど!娘のォ!お返し!ホワイトデーでェ!タイトルマッチの勝利を俺はプレゼントしたいと思いまああああす!!気合い入れてこいよォォッ?!」
大家が握手を求めると、定が応じた上でガッチリ抱き寄せて耳元でなにかを囁いてから去っていく。


大家「というわけでTTTのチャンピオンはこの俺だ!俺が締めるからお前らみんな立て!立てッ!……えっと、ちょ、あの……いつもの……アレ……ちょ、これは、え~っと……じゃあ、あの、いつものやつで締めるから。あんだろ、なんか。ちょっと待って。ちょっと待って。あるだろ?(※試合中からセコンドに付いていたオースギ&千賀へ向き直って)教えてくれよ」
千賀「えぇ?!このタイミングで上がんのォ?!」
大家「一緒に上がって締めようよ。えっと、なんだっけ?(※千賀から締め方を1から教わってから)3人いるからちょうどいいっすね。お前らみんな!全力でェ!付いて来いよォーッ!行くぞ!シングル!ダブル!トリプルT~ッ!」









