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試合結果 8/19 新木場1stRING『CREATION 6』

『CREATION6』
観衆:183人(満員)

▼第1試合「新木場闘会始」(15分1本勝負)
○政宗(フリー)
7分16秒 ラ・マヒストラル
●橋之介(フリー)

▼第2試合「SURVIVAL TAG WAR」(30分1本勝負)
[“最高”ミステリー]黒田哲広(フリー)&○マスクドミステリー
12分48秒 チョークスラム→体固め
阿部史典(格闘探偵団)&●中村宗達(ガン☆プロ)

▼第3試合「TTT認定インディー統一6人タッグ選手権試合」(60分1本勝負)
【王者組/MEN’S CLUB】○MEN’Sテイオー(フリー)&ツトム・オースギ(フリー)&バナナ千賀(フリー)
12っ分25秒 合体式ミラクルエクスタシー→エビ固め
【挑戦者組】政岡純(フリー)&木下亨平(ダブ)&●神崎ユウキ(MAKAI)
※第6王者組が初防衛に成功。

▼セミファイナル「TTT認定インディー統一タッグ選手権試合」(60分1本勝負)
【王者組/渡鳥連合】○藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)&塚本拓海(BASARA)
14分43秒 100%メロ~ンジュース→エビ固め
【挑戦者組】●瀧澤晃頼&竹田光珠(666)
※第4王者組が3度目の防衛に成功。

▼メインイベント「TTT認定インディー統一無差別級選手権試合」(60分1本勝負)
【王者】○ガッツ石島
12分31秒 ラリアット→片エビ固め
【挑戦者】●定アキラ(AlmaLibre)
※第7代王者が初防衛に成功。

大会開始前


 渡鳥連合は正式なチケット販売権を有していると自称してTTT会場前でダフ屋行為を行ってきたが、6月大会でチケット販売権を賭けた闘いに破れバナナ千賀に権利が渡る。
 しかし、秀旺は新たなTTTへの嫌がらせ手段としてゴミの不法投棄を開始。「東アジア廃棄物処理問題対策本会議」なる謎の組織が発行したとされる一般廃棄物投棄許可証を振りかざして開場前に次々とゴミを投げ捨てていく。

 そんな中、どうみてもカタギには見えない風体のこわいおじさんがレクサスで乗り付けて登場。観衆からどよめきが起きるも、その正体は元HEAT-UPの酒井博生であったことが判明。(※今大会終了後に酒井が19日付でHEAT-UPを退団していたことが公式発表される)

 すると、最近自毛植毛治療のための資金集めに四苦八苦している千賀は、チケット販売権を酒井に売却。実質的な興行権が売り払われた形となり、かつてのシノギを目の前で掻っ攫われた渡鳥連合が因縁をつける形で酒井との抗争が勃発。会場内でゴミを巻き散らかしながらの大乱闘が行われた。

第1試合


 今大会のオープニングを飾るのは政宗vs橋之介のシングルマッチ。TTT参戦後からメキメキと頭角を現しつつある橋之介が百戦錬磨の政宗を相手にどこまで刀傷を残せるか。

 両者しっかりと握手を交わしてから試合開始。ロックアップで組み合っての力比べから、政宗が左右を軽快に入れ替えるヘッドロックで橋之介を支配。橋之介が振り払ってロープに振りドロップダウンするも、政宗はグラウンドでのヘッドロックに捕らえて離さず。

 しかし、橋之介は政宗のアームドラッグをヒップトスで切り返して側転ドロップキック。セントーン・アトミコ、その場飛びムーンサルト・プレスと軽やかな身のこなしで連撃してコーナーに振るが、政宗がトップロープへ駆け上って飛びつき式のアームドラッグ。

 政宗はフェイスクラッシャーからグラウンドでのコブラクラッチ。首を痛めた様子の橋之介にエルボーバッドを猛連打していくが、橋之介も逆水平チョップで反撃しハンドスプリングエルボー。さらにみちのくドライバーIIで叩きつけてスワントーンボムを放つ必殺コンボを決めるもカウントは2。

 信じられないといった表情を浮かべた橋之介だったが、距離を取ってジャンピングニーを発射。これをかわした政宗がクロスボディを発射も、橋之介がキャッチして再びみちのくドライバーIIを狙う。


 しかし、政宗は持ち上げられながら橋之介の足を絡め取って骨喰。ロープめがけて伸ばされた橋之介の腕を取り、二段階式のラ・マヒストラルで技アリの勝利を収めた。

 試合後、政宗は橋之介に握手を求める。橋之介がその手を握り返すと、政宗は腕を掲げ上げて健闘を称えた。

第2試合


 先々代のインディー統一タッグ王者である“最高”ミステリーに対するは、阿部&中村の生きの良い若手タッグ。阿部はタッグ王座戦戦に絡み続けており先々代王者を倒せば次に繋がっていく試合。初参戦の中村のポテンシャルにも期待が集まった試合だ。

 なぜかバチバチに仲が悪そうな雰囲気を醸し出す黒田と阿部の対面でゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べからチョップ合戦へ。ロープに振られた阿部が低空ドロップキックを発射も、黒田はこれを余裕を持って回避。人差し指を付きたてながら「チッ♪チッ♪チ♪」と横に振る阿部の得意の挑発ムーブを見せ、阿部が悔しがる中で両者タッチ。

 ミステリーと中村の対面となりロックアップで組み合おうとするも、圧倒的パワーの差からミステリーがロックアップ・フロム・ヘルのような形で中村を制圧。さらにミステリーがショルダータックルで吹っ飛ばすが、中村はネックスプリングで跳ね起きてジャンピングエルボー。しかしミステリーを倒すには至らず、ミステリーが反撃のエルボースマッシュを叩き込んで黒田にタッチ。

 黒田は中村をヒザ十字に捕らえるも阿部がカット。黒田が厳しいチョップを打ち込んでいくと、中村は幾度も倒れながらも諦めずにエルボー連打。黒田は大ぶりの一撃を放つと見せかけてサミングで目潰ししミステリーにタッチ。

 ミステリーは首投げからニードロップを見舞い、チンロックで痛めつけて黒田にタッチ。

 黒田はミステリーと2人でダブルのショルダータックルを決め、冬木スペシャルから足4の字固め。しかし、阿部が入ってきて上下をひっくり返すと黒田が悶絶。ミステリーが入ってきて再びひっくり返すことで形勢を元に戻す。中村がロープブレイクすると、黒田は地団駄ラリアットを発射も、中村がカウンターのドロップキック。一発では倒れなかった黒田だが、中村が高身長の黒田の顔面をぶち抜くドロップキックを叩き込んで阿部にタッチ。

 阿部は黒田にビンタを連打し、カウンターの低空ドロップキックから回転浄土宗。黒田がチョップを見舞うと阿部が場外に吹き飛ぶと思われたが、阿部はアイル・ビー・バックで帰還してチョップ。阿部もチョップを見舞い、黒田にもアイル・ビー・バックを要求。苦笑いで暗に拒否する黒田だったが、阿部が黒田コールを煽り観衆が後押ししてしまったため仕方なくアイル・ビー・バックに挑戦。黒田がなかなか戻ってこれず四苦八苦している中、阿部がロープを蹴って黒田を場外に叩き落とす。

 しかし、怒った黒田は阿部を場外に引きずり出して伝統芸能と化した哲っちゃん足殺し。リングに戻して地団駄ラリアットを発射も、かわした阿部がビンタからお卍固めを狙う。黒田は後ろ足を蹴り上げて急所攻撃を見舞い、ミステリーにタッチ。

 ミステリーは自軍コーナーから飛翔してダイビング・ラリアット。さらにボディプレスからチョークスラムを狙うが、阿部が持ち上げられた反動を使った延髄斬りを見舞い中村にタッチ。

 中村は串刺しバックエルボー、ローリングエルボーと連打していき、阿部とのトレイン攻撃からダブルブレーンバスターを狙う。しかし、黒田が加勢に入って阿部&中村をまとめてブレーンバスター。

 ミステリーがチョークスラムを狙うも、中村が着地してスクールボーイ。さらに首固めからドロップキックを見舞い、ミステリーの巨体をハーフハッチ・スープレックス・ホールドで投げきって見せる。

 中村はコーナーに上ってダイビング・クロスボディを発射も、ミステリーがキャッチしてブロックバスター。さらに変形カッターからチョークスラムで叩きつけて3カウントを奪った。

第3試合


 MEN’Sテイオー率いるMEN’S CLUBが復活して即座に初の王座戴冠を果たした前回の6月大会。その勢いのままに防衛回数荒稼ぎを宣言していたが、初防衛戦の相手として立ちはだかったのは政岡&木下&神崎の新世代イケメンタッグ。
 “REAL HIPSTAR”政岡&木下は前インディー統一タッグ王者として知られる実力者であり、神崎もTTT参戦後はその鮮やかな空中技でファンを魅了し高い人気を誇る。インディープロレス界が誇る新旧イケメンタッグ対決には熱視線が注がれていた。

 この試合はノータッチルールにて実施。
 テイオーとオースギはラブラブの師弟愛を育んでいる様子も、なぜか千賀だけハブられておりテイオーも「あの人誰?」と他人行儀。

 千賀と木下の対面でゴングが鳴ると、スピーディなグラウンドでの首の取り合いから腕の取り合い。クリーンブレイクから両者タッチへ。テイオーはタッチを手で受けず千賀の頭をひっぱたく形で試合権利を得る。

 テイオーと神崎の対面となると、神崎がロックアップで押し込んで離れ際にチョップを見舞っていく。テイオーはショルダータックルで反撃し、ヒップトスを狙う神崎の腕をロックしてそのままコブラツイストに捕らえるも木下がカット。

 リング上はオースギと政岡の対面となり、互いに互いの攻撃を避けながらロープに飛ぶ目まぐるしいポジション争いが展開。オースギがティヘラで場外に放り出してプランチャを狙うフェイントからポーズを決めて挑発。

 リング上は千賀と神崎の対面となり、縦横無尽にリングを駆け回る神崎をいなした千賀がドロップキックで場外に吹き飛ばす。千賀もオースギに倣ってプランチャのフェイントからポーズを決めようとするが、テイオーに場外へと放り出されてしまう。

 オースギと木下の対面となり、オースギのバックエルボーをかわして高速ロープワークで駆け回った木下がショットガンドロップキック。さらにオースギ&千賀がドロップキックの編隊飛行を見せるも、テイオーが千賀をひっぱたいて場外に排除しオースギとの連携攻撃を提案。

 テイオー&オースギは政岡へ合体ドロップキックからの合体ボディプレス。政岡は援護に来た木下と2人でオースギにダブルバックエルボーを見舞い、テイオーも2人で投げようするがテイオーがショルダースルーでいなす。

 挑戦者3人が一斉にテイオーへと襲いかかるが、テイオーは全員

アームドラッグでちぎっては投げちぎっては投げの大暴れ。ハイタッチに来たオースギも放り捨て、千賀も投げようとするが千賀はあろうことか逆にテイオーを投げて得意顔。

 敵味方全員のヘイトが千賀に向き、5人からの太鼓の乱れ打ちを食らうも、千賀は振り払って「かめはめ波~!」と全員を吹き飛ばそうとする。
 全王様のかめはめ波は洒落にならない威力のはずだが、完全にスベってしまい全員がうんざりした表情に。千賀が味方に見放される中、挑戦者3人のトリプルドロップキックが炸裂。
 神崎が千賀に串刺しジャンピングエルボーからハーフハッチ・スープレックスを見舞い木下にタッチ。

 木下は相手コーナーに見せつけるように千賀をキャメルクラッチで捕らえ千賀が半泣きで助けを求めるが、テイオー&オースギはまるで他人事のように眺めるだけ。千賀が自力でロープを掴むと、木下は政岡にタッチ。

 政岡は千賀の顔面をグリグリと踏みつけ、コーナーに振って串刺し攻撃を狙う。千賀は前転式ドロップキックで迎撃し、テイオーにタッチしようとするがテイオーが回避。代わりにオースギがタッチを受ける。


 テイオー&オースギはダブルのショルダータックルからポーズを決めてアピール。オースギがダイビング・バックエルボーを発射も、木下はこれを回避してブロックバスター・ホールド。オースギが返してロープに飛ぶが、木下がカニバサミでロープへ向けて倒し、政岡が場外から地対空ドロップキックを放つ連携。さらに2人でオースギの攻撃をひらりひらりとかわしながら木下の延髄斬り→政岡の飛びつき式ネックブリーカー→神崎の串刺しバックエルボー→REAL HIPSTARのダブル串刺しバックエルボー→木下のバッククラッカー+政岡のダイビング・フットスタンプという流れるような連撃が決まる。

 木下&神崎がロープに飛ぶも、オースギ&千賀がドロップキックの編隊飛行で迎撃し、場外へ吹っ飛んだ2人へプランチャの編隊飛行。

 リング内ではテイオーが政岡にナックルを連打していき、木下がカットするとオースギがスワンダイブ式バックエルボーで排除。神崎がオースギをダイビング・クロスボディで排除。千賀が神崎をトラースキックで排除しようとするも、神崎は倒れず耐えてゼロ距離ジャンピングニー。

 神崎が千賀にフィッシャーマンズ・スープレックスを狙うが、テイオーがカット。テイオーが千賀をモンキーフリップで射出し千賀がエルボーを見舞う師弟合体攻撃が決まる。

 テイオーは「OK!GO FINISH!」と叫んで3人での合体ミラクルエクスタシーを狙うが、政岡&木下がカットし神崎がテイオーにゼロ距離ジャンピングニー。さらにミラクルエクスタシーを切り返してのフランケンシュタイナーを決めてロープに飛ぶも、キャッチしたテイオーがミラクルエクスタシー。政岡&木下がカットに入るも、オースギ&千賀がそれぞれトラースキックで排除。最後は合体式ミラクルエクスタシーで神崎から3カウントを奪った。

 初防衛に喜ぶ千賀がテイオーにハイタッチを求めるも、テイオーはこれを無視して神崎の健闘を称えに行く。なおも千賀がすがりつこうとすると、テイオーはビンタ一発で千賀をKOしてオースギと2人で仲睦まじそうに退場していった。

第4試合


 今回渡鳥連合の持つ王座に挑戦することになったのは、瀧澤晃頼&竹田光珠。
 瀧澤はTTTの至宝たるインディー統一無差別級王座の戴冠歴があり、光珠も所属する666の至宝たる無秩序無差別級王座の現王者。前回大会でシングルマッチを行って絆を深めた若き実力者タッグが奇人タッグに挑んだ。

 トレーニング仲間でもある瀧澤&光珠はそれぞれトレーニングチューブを手に入場。一方の秀旺&塚本はラムネを煽りながら夏を感じさせる入場を見せる。

 秀旺と瀧澤でゴングが鳴るも、それと同時に秀旺がリング外へ出て場外を徘徊。瀧澤も場外徘徊で対抗し、秀旺の奇行にオロオロするだけだった昔とは違う姿を見せつける。
 2人がリングに戻ると、レスリング経験のある瀧澤がグラウンドに持ち込んでいくも、秀旺は習得経路が不明な回転体の妙技で対抗。互角のまま両者タッチへ。

 塚本と光珠の対面となると、じっくりとしたグラウンドレスリングからリストの取り合い、首の取り合いと発展。そのまま自軍コーナーに押し込んだ光珠が瀧澤にタッチ。
 瀧澤はネックロック、フェイスロックで絞り上げながら光珠にタッチ。
 光珠は串刺しタックルの連打から瀧澤にタッチ。
 
 瀧澤はエルボー連打も塚本が怯まず担いでボディスラム。さらに力任せにぶん投げた後にスマイルスプラッシュ。さらにフィッシャーマンズ・スープレックスを狙うが、瀧澤が着地して低空ドロップキックからのスライディングキック。光珠にタッチ。

 光珠は腕を引き寄せながらのショルダータックル、串刺しスピアー、ダイビング・フォアアームと連撃。さらにハリケーンドライバーを狙うが、塚本がフロントネックロックで切り返し顔面へのビッグブート。光珠も倒れずランニングエルボーでやり返し、瀧澤にタッチ。

 瀧澤&光珠は腕にトレーニングチューブを巻いてのトレインラリアットを塚本に見舞っていき、カットに来た秀旺にもサンドイッチ式トレーニングチューブラリアット。瀧澤は塚本にチルト3を狙うが、塚本がココナツクラッシュで切り返して秀旺にタッチ。


 秀旺は瀧澤へビッグブートからのサイドバスター。さらに必殺の100%メロ~ンジュース(※高角度パワーボム)を狙うが、光珠が足払いをかける形でカット。瀧澤のウラカン・ラナから光珠がフラップジャック、瀧澤のドロップキックと連撃が決まる。

 瀧澤は最上位技の右打ち(※ハンマーロック式高角度DDT)を狙うが、背後から忍び寄った塚本がアトミックドロップ。秀旺&塚本のサンドイッチ式ラリアットから秀旺のチャンス of LOVE(※フライング・ニールキック)が決まり、ロマンチックを突き抜けろ!(※変形バックドロップ)から100%メロ~ンジュースを決めて3カウントを奪った。

光珠「タッキー!この夏、恋してたか?俺はこの2023夏、最高に恋してるぞ!」
瀧澤「俺はなあ!まだまだ恋、し足りねーぜ!」
秀旺「……ちょっともう帰ってくんないかな?分かった。お前らの愛だの恋だのはわかったから」
光珠「夏の恋!まだまだやりてーよなあ!」
秀旺「もう帰って」
瀧澤「しかも俺たちは恋のその先の愛まで見てんだよ!」
秀旺「帰ってくんないかな。ホントに帰ってくんないかな。負けた人たち」
瀧澤「トレンディな恋がして―ぜ!」
秀旺「もう帰って!」
光珠「夏が俺たちを呼んでいるッ!」

(※瀧澤&光珠が退場)

秀旺「えー、皆さん……(※帰り際に瀧澤が「まだまだぁ!」と叫ぶ)うるさいっつーの!改めまして、皆さん、Rockonしてますか、この夏。藤原秀旺です。俺は、小学校4年生くらいだったかな。●●●ちゃんって子が初恋でした。どうだろうな。初恋っていうのはね、ある意味、もしかしたら次のステップに……」

(※おもむろに花道から酒井が現れると、場内から「反社が来た!」と恐怖の声が上がる)

酒井「おい、来月お前らのそのベルトに挑戦させろ」
塚本「あの、お名前をお伺いしてもいいですか……?」
酒井「酒井だ」
塚本「酒井さん、大変申し訳無いんですけど、私来月のTTT出れないんですよ。諸事情がありまして。だからちょっとこのタッグタイトル、出来ないんですよね……」
秀旺「えっ、出来ないの?」
塚本「出来ないので、出来ないものを出来ないまま済ますのイヤじゃないですか?だから、酒井さん。藤原秀旺とシングルマッチ。酒井さん、どうでしょう?」
酒井「いいよ」
秀旺「酒井選手、その手に持っているニセモノのダフ屋の権利証。今は手元にないんだけど俺が持っているのが本物ですんで。じゃあシングル、まあ、今ここでやりますと言わないほうがいいだろうし。俺らしいと思うし。これは本部に預かっていただいて。もう分かりました。分かりました。分かりました」
酒井「逃げんじゃねえぞ、藤原」

(※酒井が退場)

秀旺「まっ、人生色々あります。皆さんも自分の人生、自分らしく生きてほしいと思います。今日はありがとうございました」

第5試合


 前回大会で王座戴冠を果たしたガッツ初防衛戦の相手は定アキラであることが発表されたが、定は今回がTTT初参戦であり、挑戦者の人選について一部ファンから疑問の声が上がっていた。
 TTTとは別のリングでガッツと対面した定は、「TTTに出してくださいって旗揚げ当時から言ってるんですが、ガッツさんはいつも『お前はどっかの某団体のレギュラーだからダメだ』って言います。関係ねーっすよ」と参戦への思いを直訴。
 しかし、ガッツは「なんだそのベルトは」と当時定が保持していた“某団体”のタッグベルトを指して渋い顔。

 定は「あなたの前でこのベルトを持つのはちょっと抵抗があります。もういいや、これ」と“某団体”のベルトを投げ捨て「なんの因縁もないし、ライバルでもないし、いがみ合ってるわけでもない。ただ正々堂々あなたのすべてを体感して、あなたのベルトを一発で獲るのでタイトルマッチお願いします!」と握手を求める。
 笑顔になったガッツは「お前とはちゃんとした場所で闘いたいとずっと思っていた」と握手で応え、因縁なき闘いの炎がヒートアップすると同時にファンの期待度もゴーイングアップ。定がベルトを放り捨ててから10日後に同王座から陥落したこともあり、2人に間になんのしこりもない状態で決戦当日を迎えた。

 120kgのガッツと、105kgまで増量した定の純ヘビー級同士の一戦。
 しっかりと握手を交わしてから試合が始まると、ロックアップでの力比べからグラウンド戦となり、足へのエルボードロップからニーロックに捕らえるガッツに対して定はキーロックで対抗。そのまま定がヘッドロックで絞るも、ガッツがショルダータックルでふっ飛ばす。

 ガッツは定をコーナーに詰めて鬼神ナックル連打から「立てコラ!」と鬼神憑依。さらに串刺しラリアットを放っていくが、これをかわした定が裏投げでガッツの巨体を叩きつける。

 定はガッツの両ヒジ&両ヒザに入念にストンピングを見舞っていき、コーナーに詰めてナックル連打。続けて串刺し攻撃を狙うが、ガッツがカウンターのラリアット。さらに串刺しラリアットからブルドッギング・ヘッドロック。

 ガッツはWARスペシャルで捕らえ、鬼神ナックル連打から串刺しラリアット。もう一発串刺しラリアットを狙ったところで定がカウンターのジャンピングバックエルボーを見舞い、フロントハイキック→トラースキック→ショットガンドロップキックの蹴撃3連打。さらにロープに飛ぶが、ガッツがカウンターのフライング・ニールキックを顔面へと叩き込みダブルダウン。
 

 よろよろと起き上がった2人がエルボー合戦を展開していき、定がバンダナを放り捨ててヘッドバッド。ガッツも延髄斬りでやり返してラリアットを発射も、定がカウンターのエルボーバッドで動きを止めてジャンピングニー。崩れ落ちたガッツの側頭部へランニングニーを叩き込む。

 定はさらに串刺しジャンピングニーから貫通ビッグブート。続けて必殺のスパインバスターを決めるもカウントは2。定がバックを取るとガッツがサムソンクラッチで切り返すも、定は振り払って渾身のエルボーバッド。さらにロープに飛ぶが、ガッツがパワースラムで迎撃。


 ガッツはラリアットからゴーストバスター。さらに後頭部へのラリアットからラリアット。定が木の葉のように舞って一回転したこの一撃で3カウントが叩かれた。

 試合後、スパインバスターで後頭部を痛打したガッツが朦朧とする中でマイクを取る。

ガッツ「アキラ!もう、なんか……星が飛んでて、何言っていいか分かんねーけど、お前やっぱ俺がシングルやりたかっただけの男だな!素晴らしいよ!俺はさあ、俺が目指してるインディー統一、お前はそれの鍵を握る男だと思ってるからさ。本当に今日は試合が出来て良かった。そして、また舞台が整ったらやろうじゃないか!」
定「どっかの社長と違って、心も身体もデカくてとても満足しました」

(※定が退場)

ガッツ「コメントしづらいこと言うなあ?!俺はね、あの、こう見えて平和主義者だから……。リング外はあんまり、こっ、こ、事を荒立てたくないっていうね……?」

(※花道から酒井が登場)

ガッツ「なんだぁ?!テメ、この野郎!チンピラこの野郎!人がすごいいつも通り武骨な試合して満足してるところになんなんだお前コラ!」
酒井「おいガッツ、浮かれてんじゃねーぞ。俺はな、今日こんな権利書だけを買いに来たわけじゃねーんだ。この団体ごと乗っ取りに来たんだよ」
ガッツ「おいおいおい!みんな“あの団体”から来るじゃねーかオイお前ぇ?!なんか俺に恨みでもあんのか?!俺は円満退社したはずだぞ!オイテメこの野郎!ガタガタうるせーから次は一騎打ちでやってやるよこの野郎!」
酒井「残念だったなあ。俺はさっき試合決まったんだ」
ガッツ「そっ、そーなの?!」
酒井「だから、お前とやるのは俺じゃなくてコイツらだ」

(※バラモンシュウ&バラモンケイが奇声を上げながら登場)

ガッツ「なんなんだお前らこの野郎?!」
ケイ「そのベルト挑戦させろぉ~っ!」
ガッツ「お前ら2人いるじゃねーかよぉ?!」
ケイ「うっせー!俺たちはなぁ、この人に金で雇われたんだよぉ!」
ガッツ「この野郎お前!」
シュウ「この人金持ってんぞ~!」
ケイ「そもそもよぉ!俺たちはタッグのベルトに挑戦しようと思ったのによぉ!来月塚本拓海が出れねーとか言うから俺たちが出てくるタイミング無くなったじゃねーか?!せっかくだからシングルのベルトに挑戦させろぉ!」
ガッツ「分かったよ。どっちが来るか……シュウとケイどっちか分かんねーけどよ!やってやるよ!」
シュウ「お前のベルトを奪ってこのTTT(ティーティーティー)をこの3人で奪ってやるよ!」
ケイ「酒井組の誕生だぜぇ~!この酒井キャプテンと俺たちはなあ、横浜市戸塚区在住!同じ土地の住人なんだよぉ~!」
シュウ「この金持ちが持ってるレクサスで轢き殺してやるぜぇ~!」
ガッツ「うるせぇレクサスこの野郎!」
ケイ「この人は新木場1stRINGをまるごと買える財力があんだぞぉ!」
ガッツ「じゃあ買ってよ、俺に……」
シュウ「お前こっち側じゃねーかお前!」
ガッツ「でも俺は新宿を捨てられないから戸塚区行けない」
ケイ「そのベルトに挑戦していいんだな?!」
ガッツ「おういいよ。いいスか?」

(※石川会長が両手でマルを作ってすぐにOKを出す)

ガッツ「OKだよ!OKしたよ!」
シュウ「次はいつなんだ?」
ガッツ「9月9日だよ!」
ケイ「おう空けとくよ俺たちも。お前らなあ、死んで地獄に落ちて今度生まれ変わったら」
2人「「ウジ虫になるぞ~!」」
ケイ「おーし!戸塚にレクサスで帰るぞぉ~!」

(※大・レクサスコールが起きる)

ガッツ「あとよ!このリング、TTT(ティーティーティー)じゃなくてTTT(トリプルティー)だからな!組員によく教育しとけよこの野郎!」
酒井「分かったよ。逃げんじゃねーぞ」
ガッツ「逃げねーよこの野郎オイ!」

(※酒井組の面々が去っていく)

ガッツ「デビュー1年ちょっとでフリーになったと思ったら、なんなんだあの風格は!ちょっとビビったよ俺も……。えー、今日は皆さんお忙しい中TTT新木場大会にギ来場いただきありがとうございます!我々は地道にインディー統一に向けてこれからも活動していきますので、9月9日の新木場大会も皆さんよろしくお願いします!じゃあ次回また新木場で会いましょう!ありがとうございました!」

<大会後コメント>

酒井博生&バラモンシュウ&バラモンケイ
ケイ「お金で雇われちゃったぁ~♪」
シュウ「金で雇われたとはいえ、バラモンと反社の融合だぜぇ~!」
ケイ「お~しょ~ろ~しぃ~!」
シュウ「見ろよオイ!今日だって午前中に2~3人殺してきてる顔してるぜぇ!」
ケイ「(※じっと酒井の顔を見つめてから)スゲー貫禄だぁ!やべ~!」
シュウ「睨まれただけで俺たちは身動き取れねーぜ!」
ケイ「俺たち戸塚区民で良かったぜぇ~!」
シュウ「俺たちはガッツの持ってるチャンピオンベルトを奪って、このTTT……トリプルティーつったよな?俺たちが占領してやるぜ!」
ケイ「そしてぇ!この団体をぉ~?酒井組にしてやるよぉ~!」
シュウ「乗っ取ってやるからな!」
ケイ「なあ!キャプテン!」
酒井「そういうことだ」
ケイ「お~しょ~ろ~しぃ~!」
シュウ「一言が重いぜぇ。今の一言で人が死ぬ。今も誰か死んだんじゃねーか?」
ケイ「オゴッ!おごごご……俺の心臓が止まりそうだあ!」
シュウ「おっ、大丈夫か」
ケイ「だいじょぶだぁ」
シュウ「9月9日だよな?次は俺たちもチャンピオンシップあるけど、(酒井も)シングルマッチあるから」
ケイ「そうだよ!初試合だなあ。負けるわけねーよなあ。まずは勝って勝ってバンザイだよ!」
シュウ「まずは9月9日、人が死ぬからな!覚えとけよガッツ石島!お前は9月9日、死んで地獄に落ちて今度生まれ変わったら」
2人「「ウジ虫になるぞぉ~っ!」」
ケイ「よし!戸塚にレクサスで帰るぞ~!」
2人「「レクサス♪レクサス♪レクサス♪」」
シュウ「よし!レクサスで何人か撥ね殺してやるぜぇ~!デスレース2000だぜぇ~!」
酒井「逃げんじゃねーぞ」

藤原秀旺
「まず1つに、このゴミの不老投棄問題、並びにダフ屋行為。これに関してはやはり、酒井という男が突然やってきたことも含めて、次回シングルマッチをやるという話なので。これに関してはリング上で言いましたけどすぐにやるという返事ではなくて、前向きに検討しようという。うん。そういうことで。今日はタッグタイトル防衛したんだけど、やはりこのトレンディというテーマで、真夏のシンデレラというテーマでね、藤原秀旺というものを見せていきたいと思います。今日は喋りたいのは、8月25日~26日で解散する男闘呼組について。俺は8月26日まではこのベルトを守りたいという、守らなきゃいけないという使命感でやってきましたけど、一応達成されたということで。8月24~25日、武道館。そして26日の日比谷野外音楽堂。私は最後まで男闘呼組の解散を見届けてから自分自身も次のステップに進みたいと思います」

ガッツ石島
――初防衛おめでとうございます
「自分もやってみたかった選手だし、会社が選定した挑戦者でしたけど、素晴らしかったですね。ホントに。試合時間事態は長くなかったと思うんだけど、ハイペースにガッとお互いの力をぶつけ合って。俺等にしか出来ないタイトルマッチだったと思います」

――定選手とはまた闘いたい?
「是非ね。やってみたいし、タッグも組んでみたいし、彼との可能性は色々広がっていくと思いますよ」

――今回は定選手をはじめとして“某団体”にゆかりある選手たちが数多くリングに上った
「まあまあ、別に、まあ、そこの団体に関係のある人がたまたま来たってだけだからね。別に。特に。ウチは来る者拒まずなので」

――なんらかの陰謀があるわけではない?
「多分それは無いと思うけどねえ(笑)でも全然ウチに来る分には。しがらみとか色々無ければ全然来てもらって。ウチのリングが活性化すれば。ウチが掲げてるのは“インディー統一”だから。団体の垣根なくやっていければと思います」

――新たな外敵【酒井組】が襲来した
「そうだねえ。バラモン兄弟も試合したこと1回も無かったんで。タイトルマッチで当たれるというのはレスラー・ガッツ石島の可能性が広がるかなというのはありますね」

――バラモン兄弟がどのような手段で攻めてきても、自分の戦いで迎え撃つと
「そうですね。ホントに、自分の今のスタイルに自身を持っているので、自分のスタイルで相手を叩き潰したいと思います!」

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