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試合結果 6/25 『末広通り商店会プロレス』

『新宿三丁目末広通り商店会プロレス』
観衆:屋外イベントのため未発表

▼タッグマッチ 30分1本勝負
阿部史典(BASARA)/●橋之介
7分0秒 ファイヤークラッカープレス→片エビ固め
○神楽(666)/定アキラ(AlmaLibre)

▼ハンディキャップタッグマッチ 30分1本勝負
ガッツ石島(TTT)/○バナナ千賀(フリー)
6分50秒 体固め
KID(西口)/見た目が邦彦(西口)/●よしえつねお(西口)

▼シングルマッチ 45分1本勝負
▲藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)
7分12秒 両者リングアウト
▲戸井克成(フリー)

▼タッグマッチ 60分1本勝負
[“最高”ミステリー]黒田哲広(フリー)/○マスクドミステリー(TTT)
13分7秒 チョークスラム→片エビ固め
[スパーキー]SAGAT(BASARA)/●瀧澤晃頼(TTT)

オープニング


 オープニングアクトとしてストレート松浦がジャグリングを披露する予定であったが、まさかの寝坊により時間までに会場にたどり着けず。

 第2試合に出場予定であった西口プロレスのKID、よしえつねお、見た目が邦彦が急遽リング上で漫談を行って場をつないでいる間にストレート松浦が到着。限られた時間の中で世界レベルのジャグリングを披露した。

 その後、末広通り商店会の副会長を務める中川孝久氏によって開会の挨拶が行われ、3年ぶりの商店会プロレスが開幕した。

第1試合


 この試合は11:00頃からスタートも、既に外気温は32度。リングに上った選手たちはリングマットやロープ、コーナーなど全てが熱々になっている状況に恐れおののき、定は「あっちーよ!こん中でやんの?!やだよぉ~!」と思わず本音をこぼす。

 阿部と定でゴングが鳴るとロックアップで押し合い、阿部が離れ際にビンタを見舞ってグラウンドに引き込み、熱々のリングマットに定を押し付ける。定は悲鳴を上げながらロープブレイクするも、阿部はすぐにスクールボーイで背中からマットに押し付け、定も阿部にスクールボーイを返して背中を灼いていく。
 両者タッチし、神楽と橋之介の対面となると、手4つからヘッドロックの攻防となり、神楽がショルダータックルからアームドラッグも、橋之介は即座に起き上がって低空ドロップキックで反撃。さらにロープワークで翻弄しようとするも神楽が追随しショルダースルーで放り捨て、背中をマットに押し付けて灼きながら定にタッチ。
 定はサッカーボールキックから体固めも、阿部が熱々のコーナーマットを外し定に投擲する形でカット。定は熱さに激怒しつつも神楽にタッチ。
 神楽はセントーン・アトミコから逆片エビ固め。橋之介はなんとかロープに逃れる。
 代わる定は橋之介のエルボー連打を受けきってボディブローを叩き込みブレーンバスターを狙うが、橋之介が背面着地してドロップキックで一矢報い、阿部にタッチ。
 阿部は突っ込んでくる定のヒザを低空ドロップキックで撃ち抜き、カットに来た神楽をフランケンシュタイナーで場外に放り捨てる。さらに定へ回転浄土宗からエルボー合戦を挑み、定の右ストレートを顔面に受けながらも怯まずドロップキックを叩き込み、橋之介にタッチ。

 橋之介はスワンダイブ式ミサイルキックから定の攻撃をコーナーに誤爆させ串刺しラリアット。さらにブレーンバスターを狙うが、定が耐えてみせると橋之介はその場飛びのジャンピングニー。定は倒れること無く踏みとどまり、トラースキックからショットガンドロップキックを見舞って神楽にタッチ。


 神楽は橋之介に串刺しラリアットからスパインバスター。その起き上がり際に定がランニングニーを叩き込み、神楽が体固めも阿部がどこからか持ち込んだダーツの矢のようなもので殴りつけてカット。定が阿部を場外に排除し、神楽が橋之介にファイヤークラッカープレスを投下して3カウントを奪った。

第2試合


 ガッツ&千賀の2人に、西口のKID、よしえ、見た目がが挑むハンディキャップタッグマッチ。ガッツは、生き別れの妹だというビューティー吉田似の美女を伴って登場。気温はグングン上がっていき、この時点で34度。

 西口勢は「女が上がってくんじゃねーぞ!男の世界なんだよ馬鹿野郎!」と因縁をつけるが、千賀から「前説良かったぞ!」と褒められると照れ笑い。それでも勝負は話が別であり、西口勢の奇襲からゴング。

 西口勢の3人が千賀を袋叩きにして熱々のリングマットに背中を押し付ける攻撃からKIDが合体ボディプレスの号令をかけるが、KIDがダイビングボディプレスを見舞う前によしえ&見た目ががダブルボディプレスを見舞ってしまい、KIDはノリノリでカウントを叩いてから「俺がやんだよ!」と2人の頭をひっぱたくノリツッコミ。さらに3人での合体レッグスプレッドを狙うが、よしえ&見た目ががKIDと同じ方向にスプレッドしてしまったため技が成立せず。ならばとKIDはダブルブレーンバスターの号令をかけるが、見た目がが向きを間違えてしまい、千賀&見た目がのダブルブレーンバスターがKIDに炸裂。

 ガッツが救援に来ると、KIDは3人でのトリプルフットボールタックルを狙うが、タイミングが合わず1人で突っ込んでガッツにふっとばされてしまう。よしえ&見た目がが2人でガッツの足を刈り、見た目がが見た目がクラッチ。どこも極まっていないしどこも押さえ込んでいないのに一般人・瀧田大介レフェリーがカウントを叩いてしまうという見た目がマジックを魅せるもカウントは2。

 ここでよしえがガッツの生き別れの妹をリングに連れ込み、「ご褒美行くよ~♪」と眼の前で次々と脱衣。さらにほぼ布1枚の覆われたおいなりさんをガッツの生き別れの妹の顔面に押し付けながら「エーロ♪エーロ♪」とボヘミアンなコールを煽ってから「1!2!3!4!5!6!尺!八!」とリズミカルに腰を振るラプソディを奏でるが、土曜の昼間の大通りでやるネタではなかったためか、千賀&ガッツがカット。

 千賀、ガッツ、KID、見た目ががもつれ合う中エストレージャな全員が円になる形で倒れ込む。その中心に飛び込んだよしえは、子供には聞かせられない歌詞のお祭りマンボの替え歌を来場していた子供をガン見しながら熱唱し、ひなげしの花の卑猥な替え歌から自身の両乳首をこねくり回しながら卑猥な言葉で武田鉄矢のモノマネを始めるが、さすがに教育に悪すぎたためかガッツの生き別れの妹が「ウケてねーんだよ!」とラリアットで叩き伏せ、全員で体固めで押さえ込んで3カウントを奪った。

第3試合


 秀旺が公道を自転車で爆走しながらリングまでたどり着くと、戸井が襲いかかって場外乱闘となる中でゴング。
 戸井は本部席のテーブルを持ち出して秀旺に投げつけ、リング鉄柱に立てかけたテーブルへ秀旺を叩きつけようとするが、逆に秀旺が戸井の顔から叩きつけて反撃。

 戦いの場がリングに戻ると、戸井がチョップを連打も秀旺が顔面かきむしりで突き放し、隠し持っていたスパナで殴りつけてからストールでの首絞め攻撃。さらにチョップを連打していくが、戸井が倒れ込み際に秀旺の股間を蹴り上げて反撃開始。

 戸井は頭部へのナックル連打からサンセットフリップ、フットスタンプの連打からショルダータックル合戦を挑むが、パワーに勝る秀旺がふっ飛ばし再び場外戦へ。秀旺は再び自転車に乗ると、全速力で突っ込んで戸井を撥ね飛ばし、路上でのサソリ固め。秀旺は高々と左腕を掲げて勝利を確信するも、そのまま場外カウントが進んでいき、両者リングアウト負けという結末に。

 この結果に両者ともに納得がいくわけもなく、試合終了を告げるゴングが鳴り響く中で乱闘を継続。戸井が居酒屋の立て看板を持ち出して殴りかかろうとすると、秀旺は自転車に乗って全速力で逃亡していった。

 戸井は「これね、お客さんのほうが大変(笑)あっつい!(笑)」と観衆に語りかけ、大喝采を受けながら退場していった。

第4試合


 6月19日の新宿FACE大会にてTTT認定インディー統一タッグ王座を戴冠した【“最高”ミステリー】黒田&ミステリーに対するは、【スパーキー】SAGAT&瀧澤。そのままタッグ王座戦となってもおかしくない豪華カードが商店会プロレスのメインイベントを飾った。
 気温はさらに上がっていき、35度。東京都観測史上最速の猛暑日の中、熱い闘いが繰り広げられた。

 黒田と瀧澤でゴングが鳴ると、ロックアップでの押し合いから瀧澤がリストを取ってグラウンドに転がし、熱々のリングマットに黒田を背中から押し付けていく。黒田が思わぬ大ダメージを負って動けずにいる中、瀧澤はSAGATにタッチ。
 黒田とSAGATがロックアップで押し合い、黒田が離れ際にチョップを見舞いリストロックに捕らえながらミステリーにタッチ。
 ミステリーは腕へのガットショットからフロントネックロックも、SAGATが自軍コーナーまで押し込んで瀧澤にタッチ。
 瀧澤はSAGATと2人でミステリーをロープに振ってダブルバックエルボー。体固めで熱々のリングマットに押し付けて背中を灼いてからボディスラムを狙うが、ミステリーが逆にボディスラムで叩きつけ黒田にタッチ。

 黒田は先程のお返しとばかりに瀧澤の背中を執拗にリングマットに押し付け、リング鉄柱を使った哲っちゃん足殺し。さらにロープに足を絡めるニーロックからミステリーと2人でコーナーチョップを連打。
 タッチを受けたミステリーは、ニードロップを見舞ってから瀧澤をうつ伏せに倒して身体の前面をリングマットで灼いてからのストマックブロック。黒田にタッチ。

 黒田は瀧澤をコブラツイストに捕らえるが、SAGATは直射日光を受けて熱々になっていたコーナーマットを外して黒田の背中に押し付ける形でカット。背中を灼かれた黒田は「お前頭いーなぁ?!」と褒めギレしながらSAGATへエルボー。その隙に瀧澤が黒田をロープに振ってドロップキックを発射も、黒田はロープに捕まって耐えて自爆させ、ロープに飛んでラリアットを狙う。これをかわした瀧澤はドロップキックをヒットさせSAGATにタッチ。

 SAGATは黒田、ミステリーをショルダータックルでそれぞれを対角線コーナーにふっ飛ばし、往復串刺しラリアット。さらに黒田とのチョップ合戦に打ち勝ってセントーンを見舞い、ブレーンバスターの体勢も振り払った黒田がラリアットを叩き込み、ミステリーにタッチ。
 ミステリーはSAGATへ串刺しバックエルボーからエプロンに出てセントーン・アトミコを狙うが、場外から瀧澤が足を引いて妨害。SAGATはミステリーをブレーンバスターで投げきって瀧澤にタッチ。

 瀧澤はミステリーをコーナーに振って串刺しバイシクルキック。さらにランニングクロスボディからチルト3を狙うが、ミステリーがサイドスープレックスで切り返す。ミステリーはチョークスラムを狙うが、瀧澤は着地してロープへ飛ぶ。ミステリーはこれをパワースラムで迎撃し、ツームストンパイルドライバーから黒田とのクロスボンバー。


 さらに黒田、ミステリーとラリアットを発射も瀧澤は両方かわしてコーナーに自爆させ、そこへSAGATがキャノンボールで飛び込んで2人まとめて圧殺。瀧澤&SAGATは「うぅ~~~っ!ビッグマック!」と合体技を宣言し、SAGATが黒田を背負い、その上から瀧澤が飛び込む形での合体ボディプレスを発射もミステリーが回避したため自爆。

 ミステリーが瀧澤にラリアットからチョークスラムを狙うが、瀧澤はフランケンシュタイナーで切り返してRKOを狙って飛びつくが、これをキャッチしたミステリーがそのままチョークスラムで叩きつけて3カウントを奪った。

 猛暑の中で勝利したミステリーを黒田が笑顔でたたえる中、突如秀旺がリングに乱入して4人を襲撃。さらに瀧澤に手錠をかけてまたも拉致しようとするが、黒田&ミステリーが阻止。場外に逃れた秀旺がマイクを取る。

秀旺「どーも、こんちは。藤原秀旺です。はいはいはい。来る7月23日土曜日。TTT。オイ、俺らはね、6人タッグのベルト持ってます。お前ら挑戦させてやるよオイこの野郎。そんなにやりたいならなんとか言ってみろお前。今日言いたいことはそれだけだよ。俺移動販売やってっからそっち行くよ。オイ、哲っちゃんレスラー、なんとか喋れよ」
黒田「秀旺、6人タッグな……イヤだよ!だってよ!俺らタッグチャンピオンじゃん。なんで6人(タッグ王座戦)やらなきゃいけないんだよ。だって、タッグで十分やもん……。だからよ、どっちかって言ったらタッグのほうが上やろ?なんで下から言われんだよお前これ!どーですかお客さん!秀旺、逆に言ったらよ、『挑戦してください』だろ?」
秀旺「言うわけねーだろお前」
黒田「言わないの?!」
秀旺「考えとけよお前」
黒田「(移動販売の)仕事がんばれよ」

 秀旺が自転車で去っていき、ミステリーがマイクを取る。

ミステリー「俺と黒田さんと、“最高”ミステリー。ここにTTT、今日はスパーキーだった瀧澤を入れて!」
黒田「今僕が断ったのになあ(※手でバッテンを作りながら)」
ミステリー「俺はやってやろうって気持ちでいんだよ!」
黒田「じゃあやってやるよぉ!」
ミステリー「あとは発表を待て!今日は、約3年ぶり、ここ、我々末広通り商店会プロレス、帰ってまいりました!今までこういうところでマスクドミステリーがマイクを持つことはほとんど無い。そこで、末広通り商店会会長、石川会長、お願いします!」

 石川国由会長がリングに上がり、よしえ&ガッツの生き別れの妹の神輿に乗ってマイク。

石川会長「そんなわけで、皆さん……あっついなこれ?!(※靴下でリングに上がったため熱さに驚く)えー……商店会プロレス、いかがでございましたでしょうか?!楽しんでいただけましたでしょうか?!(※観衆が大喝采)ありがとうございます!ホントに、皆さん楽しんでいただければ結構だと思います。やっぱり、今年もっかいやります。今度、日程はわからないんですけど、次は2DAYSでやりますんで、皆さん覚悟しておいてください(笑)」

 その後は全員で「わっしょい!わっしょい!末広通り!末広通り!末広通り!」と踊り狂いながら石川会長を讃え、商店会プロレスは大団円のうちに幕を閉じた。

<大会後コメント>

藤原秀旺
「日本っていうか、世界の経済の活性化にね、一役買ってます。いずれにしても、OCHA NORMA、7月デビューということも含めてね、それよりもなによりも、7月23日、TTT新木場。まあ、俺たちがいっちょインディー統一しようっていう中で、黒田哲広、マスクドミステリー、このへんがうるさがたというかね。彼らを潰していけば俺らがすんなり上に行けるのかなというところでやっていきたいなと。まあ、ガーリン・シュー・ペローズとしても今勢いに乗って大ブレイク中というところで、皆さんの力でもう1つ上のステージに上げていただきたいなと思います。そんな感じで、今日もこれから500km、岩手まで自転車で帰りますんで。皆さんのタオルの売上金が宿泊費になっているというところで、ありがとうございました。じゃ、さよなら(※自転車で岩手へ出発)」

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